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ネット投稿で、トラブルに巻き込まれた!

 「子どもをネット危機から守る スマホ・ネット講座②」より、「ネット投稿で、トラブルに巻き込まれた!」の引用。
<strong>?「IS」をまねた写真をネットに載せたら・・・
 拘束された日本人の後ろに黒服の兵士が立っている映像。イスラム過激派組織「IS」が公開したとされるもので、テレビのニュースなどで頻繁に目にしましたが、この場面を友達と一緒にまねて写真を撮影し、ネットに公開した女子高生がいました。
 次の日からネット上で話題になり、瞬く間に「炎上」。あわてて写真を削除しましたが、すでにほかのサイトに転載され拡散してしまった後でした。
 同じような事例は、コンビニのアイスケースに入ったアルバイト店員の写真や、店員の土下座させている映像、ホームから線路に降りて撮影した写真などなど、大人も含めてたくさんあります。
 不謹慎な写真や書き込みがネット上に公開されると、それを見つけた人がコメントを掲示板サイトなどに書き込みます。その後次々に批判が書き込まれ「炎上」。そうなると、「こいつを探せ」となります。
!小さな手がかりから実名まで明らかに・・・
 ネット上で写真を見ている人は、他国の人からご近所さんまで大勢いるわけですから、顔見知りの人も見る可能性がありますし、写真に写っているほんのちょっとした手がかりや、その人が前に出した情報、たとえば「このパン屋さんはおいしくて休みの日はいつも買います」という書き込みがあれば、「このパン屋さんの近所に住んでいるな」と想定できます。クラブ活動や通学途上での話などを書けば、中学生か高校生かということもわかってきます。
 このようにネット上にある情報を組み合わせていくと、だんだんと場所や個人が特定され、名前や住所が割り出されます。その後は、「通っている学校はここだ」「本人の写真ゲット!」というように、必ずと言っていいほど、どんどん明らかになります。
 この女子高生も、氏名、高校名、さらには進学先まで公開されてしまいました。新聞報道によると、掲示板には「学校に電話して人生つぶそうぜ」「誘拐されて同じ目にあえばいいよ」というような書き込みが相次ぎ、通学している高校には、「当然退学でしょう」「学校は責任をどう取るの」というような電話があり、女子高生はショックを受け、精神的に不安定になってしまったとのことです。
?友達だけに送るから・・・は甘い?
 この事件の問題は、二つあります。
 一つは安易にネットに写真を公開したことです。
 本人は軽いノリで公開したのでしょう。しかし、全世界の人の前に写真を公開したときに、それを見た人から反論や非難がある可能性を想定したでしょうか。
 不謹慎な写真でも、「友達だけに送るから大丈夫」という人もたくさんいます。しかし、送られた友達が、「これはおもしろいから〇〇君にも送ってやろう」と、ほかの人に転送するかもしれません。またその人がほかの人に・・・というように、拡散する可能性を考えた上で送るという「判断」が必要です。
 もう一つは、「過激な書き込みをする」、「実名などを探し出して公開する」、「学校に電話をかける」などの具体的な行動が出る人たちがいるわけですかが、「匿名」をいいことに、自分もそのような「加害者」になる可能性があるということです。
 情報処理推進機構(IPA)の調査では、ネットに投稿をしたことがある10代の23%は「悪意のある投稿」をしたことがあると回答しています。(グラフ1)
 また、「悪意のある投稿をした理由は」は、人の意見などに「不快になった」「反論したかった」などが多いですが、驚くのは、「理由は特にない/なんとなく」が24%もいることです。(グラフ2)
 深く考えずに「なんとなく」投稿してしまう人は、10代に限ったものではありません。20代以上の調査結果を見ると、大人も一定数います。
 また、「いらいらしたから」というそのときの感情で投稿してしまった人も14%、「炎上させたくて」という「確信犯」もいます。(グラフ2)
 投稿後は、「気が澄んだ、すっした」という人が24%いる一方で、「やらなければよかったと後悔した」という人が28%、「書き込んだ相手に謝罪したい」「問題になるか心配になった」と感じている人もいます。(グラフ3)
 書き込みの影響を考える前に送信してしまっている実態が浮き彫りになっています。
!ネットで投稿したことがある10代に聞きました!(情報セキュリティの倫理に対する意識調査(独立法人 情報処理推進機構)より)

☆被害者にも加害者にもならないためには
 さらにもう一つ。
 拡散してしまった写真や書き込みをネット上から完全に消すことは、現在の技術では不可能です。問題になった写真やトラブルの記録は永遠にネット上に残り、進学・就職や結婚などのとき、つまり「将来の自分」に不利益をもたらす恐れがあります。ネットで流れている「ニュース」の中には「企業の人事担当者の70%はSNSの内容で不採用にしたことがある」という記事もあります。
 ネットの中で子どもたちは、被害者にも加害者にもなります。両方を防ぐためには、
*ネット上に公開する前に、①これを公開したらどのようなことが起きる可能性があるのか、②そのときに自分は耐えられるのか、と2段階先まで考える癖をつけさせること
*将来まで影響が及ぶことを認識させること
が、必要だと思います。
「今月の子どもへの問いかけ」
・おもしろい写真とかをネットに載せたことある?
・知らない人を批判する書き込みをしたことある?
 →そんな書き込みをすると、どんなことが起きると思う?
★身につけさせたい2つのポイント
POINT 1
 ネット上に公開する前に、2段階考えるくせをつけさせる
・これを公開したらどんなことが起きる可能性があるのか
・そのとき、自分は耐えられるのか
POINT 2
 将来まで影響が及ぶことを認識させる。 
田中 敏晴(総務省東海総合通信局情報通信部電気通信事業課長)

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親が知らない間に子どもはネットで他人とつながっている

 「子どもをネット危機から守る スマホ・ネット講座①」より、「親が知らない間に子どもはネットで他人とつながっている」の引用。
ゲーム機でネットに接続
 「e-ネットキャラバン」というインターネットの安心・安全に関する講座のために、ある小学校を訪れました。
 体育館に5,6年生がきちんと並んで座り、その後ろには保護者のみなさんがたくさんおみえになっています。
 講座の冒頭、子どもたちに、
 「おうちでインターネットをしている人~?」
と質問すると、ほぼ全員が手を挙げます。
 「では、何でインターネットにつないでいますか~?」
と聞くと、
 「ママのスマホ!」
と、元気な声があがります。でも、
 「ママのスマホでインターネットを見ている人は?」
と質問しても、3分の1も手が揚がりません。
 「じゃあ、ほかのみんなは何でインターネットにつないでいるのかな~?」
と聞くと、人気のゲーム機を示す声があちこちから上がります。そこで、
 「ゲーム機でインターネットにつないだことがある人は?」
と聞くと、
 「ハーイ!」
と、ほとんど全員が元気よく手を挙げます。
 ここで保護者席がざわつきます。
 「えっ?ゲーム機って、インターネットにつながるの?」
ゲームの世界で知らない人と・・・
 インターネットにつながるのは、パソコンやスマートフォンだけではありません。大半の子どもたちが持っているゲーム機だけではく、携帯音楽プレイヤーなどもインターネットにつながります。
 子どもたちに聞くと、ゲーム機をインターネットに接続する方法・・・それも自宅のWi-Fiだけでなく、ファーストフード店などでどのように操作すればよいのかよく知っていますし、
 「こんなサイト見たよ」
とか、
 「こんなことができたよ」
と、得意になって話してくれます。
 その中で、知らない人とやりとりをしている小学生も少なくありません。最近のゲームは、知らない人と対戦したり協力したりするものも多いので、小さなころからその環境に慣れている感じもします。
 「みんはな、『うざい』とか『キモい』とか、そういう他人を傷つけるようなことは書かないよね~」
と聞いたら、
 「オレ、書いたことある」
と、5年生が手を挙げました。
 「友達に書いたの?」
 「ううん、知らない人」・・・。
ゲーム機でゲームだけをしているわけじゃない!?
 携帯ゲーム機でのインターネット利用状況(内閣府ホームページより)

・ゲームに使う割合が多いけど、動画を見る、コミュニケーションをとる、音楽を聴くためにもインターネットにつないでいることがわかるね・・・
   ★
-自分の子どもが知らない人とやりとりをしている-
 この現実を把握していない保護者の方も多いのではないかと、講座をしていて思います。
購入前に親も勉強を
 一方で、子どもたちも、操作方法はすごく慣れていますが、リテラシー(必要な情報を引き出し活用する能力や応用力)や判断をするための正確な知識が不足しており、「軽い気持ちでクリックしてしまった」という経験や、ちょっとふざけた情報を発信してしまって、ほかの人を巻き込んで大変なことになってしまうという危険性が相当あると感じています。
 では、子どもたちをネットから遠ざければよいのでしょうか?答えは「NO」でしょう。
 「ネットを使いこなす」ことは、社会に出て必要となるスキルだからです。
 今のゲーム機は、パソコンに近い極めて高い性能を有しています。このようなおもちゃを子どもに買い与える場合には、まず、保護者が取り扱い説明書などをしっかり読み、「何ができるのか」をしっかりと把握しておくことが必要です。取り扱い説明書には「ペラレンタルコントロール」というゲーム機の機能を制限する方法も書かれています。 
危険を察知する力を!
 子どもがネット上で何をしているのか、ということをすべて把握するのはおそらく困難でしょう。そうなると、フィルタリングをかけることは大前提として、インターネットを使うことで迫ってくる危険、あるいは加害者になってしまう危険を、子どもたちが「自分で ①考えて ②判断して ③回避する」ための知識を身につける必要があります。
 子ども自身が「これはどうしても怪しい」とか、「こういうことをすると危ない」と思うための知識を、保護者がまず知って、それを子どもと話し合う必要があると感じています。
   ★ では、親としてどのようなことを知っておけばよいのか。次回から、現在起きている事例をご紹介しながら対応方法についてか投げていきたいと思います。
今月の子どもへの問いかけ
・知らない人とゲームしたことある?
・知らない人とネットで話したことある?

! e-ネットキャラバン
 小・中・高生、保護者、教職員の方々を対象に、インターネットリテラシーを高めることで、子どもが被害者・加害者になることを防ぐための啓発講座。内容は、ケータイ依存、ネットいじめ、ネット誘引、ネット詐欺等の実態、その対処方法等について、スライドやビデオを用いて1時間程度(45分~90分程度)講演する。
 講師は、電気通信にかかわる企業(電話会社やケーブルテレビ、ソフト関連会社など)や東海総合通信局の職員などで、東海4県で約200名が登録している。
「講座の申し込み・問い合わせ」
http://www.e-netcaravan.jp/

! ペアレンタルコントロール
 おもに以下の機能を制限する設定。設定方法や制限項目の詳細は、取り扱い説明書やメーカーのホームページに掲載されている。
・インターネットブラウザーの軌道を制限する。
・危険なサイトを表示させないようにする。
・ゲームソフトのダウンロード購入を制限する。
・関係団体が規定したゲームソフトの推奨年齢に基づいて使用を制限する。
・ゲームソフトの通信機能を制限する。

田中 敏晴(総務省東海総合通信局情報通信部電気通信事業課長)

被害者・加害者対応

 全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史氏の「子どもを取り巻くネット裏事情 No.10」の「被害者・加害者対応」の引用。
 遊び半分でネットに悪口を書き込んでいたら、いつの間にかエスカレートしてしまい、現実世界で取り返しのつかない事態になってしまった、ずっといじめられている子がネットを使って復しゅうを始める・・・。
 被害者と加害者の境界があいまいなネットトラブルについて、実際に起きた事例を紹介します。
CASE 01 軽い気持ちの書き込みから・・・
 高校1年生のときに初めてケータイを買ってもらった男の子がいました。いろいろなサイトを見ては学校の先生の悪口や友達の悪口を書き込んで遊んでいたのです。
 日に日に書き込みはエスカレートしていきました。書き込みの内容の過激さから、学校でも問題となり、学校側は警察に相談し、捜査が入りました。そして、書き込んだ犯人がその男の子だと特定されたのです。
 この子は中学生のころ生徒会の役員も務め、父親の自慢の子どもでした。父子家庭で、お父さんは一生懸命、子どもを育ててきました。
 学校側は、教育委員会から出されたマニュアルのとおりに、生徒指導部長、学年主任、担任でその子にかなり厳しい指導を行いました。指導のあと、出校停止の処分も言い渡しました。
 一連の事態を知らないお父さんが家に帰ってくると、家の電気はすべて消えていました。
「○○、寝てるのか?焼き鳥買ってきたから食べるぞ」
 と言いながら、茶の間の電気をつけると、目の前に自分が大切に育てた、たった一人の子どもが首をつって死んでいたのです。足下には遺書が3枚散乱していました。3枚にわかって学校批判です。そして、たった1行「お父さん、ごめんね」と書かれていました。
事件が及ぼした影響
 その学校には翌日マスコミが押し寄せて、校長のコメントが全国放送されました。マスコミは生徒たちを待ち伏せして取材をします。モザイクがかかった生徒たちのコメントも全国放送のトップニュースで放送されました。
 新聞でも1面で取り上げられたため、翌年から学校の受験倍率は、急降下してしまいました。中学生や保護者がその学校に不信感を抱き、受験しなくなったのです。
 学校は教育委員会から出された、マニュアルどおりに指導したのです。
 お父さんと一度会って話をしたことがあります。お父さんは、子どもが書いた遺書を持ってきてくれました。遺書を何回も読ませてもらいました。学校の対応は正しいとは言えません。
 しかし、親として、『ごめんね』のたったひと言で命を絶つような子どもを育ててもいけません。
「ながらスマホ」では、大切なことは学べない
 ケータイ片手、スマートフォン片手にご飯を食べているような子どもが命の大切さがわかる子どもに育っていくはずがありません。ほころびは大きくなっていきます。子どもは何げないコミュニケーションの中で命の大切さを学んでいくものなのです。
 ネット上の書き込みは、被害者、加害者がころころ入れ替わります。表面上だけで生徒を注意しても解決にはならないのです。
CASE 02 教室でのいやがらせに耐え続けて・・・
 地方のある学校でのことです。この学区内では小学校、中学校ともに1校で、クラス替えはありません。つまり、9年間同じメンバーで過ごしていくことになるのです。
 このような学校では仲がよさそうに見えても、その中でのいじめが起こった場合、いじめにあっている子は逃げ場がなく、耐えきれなくなるのです。
 容姿や体型で男の子からよくからかわれている女の子がいました。
 男の子がつけるあだ名や悪口がどんどんエスカレートし、
「おまえ、この学校古いんだからよ、歩くときゆっくり歩けよ!っていうか、床抜けるだろう、おまえ重たいんだからよ!」
「気をつけろよ、おまえの家にそんなに金ないんだから、学校直す金なんてないだろう!」
 などという暴言を受けるようになってしまいました。
 このような言葉によるいじめは6年間続きました。
 この子は小学6年生のとき、ついに、そんな毎日に耐えきれなくなりました。
 インターネットの学校の掲示板に、ふだんその子の悪口を言っている子たちの名前を全部書いて、悪口を書き始めたのです。
(次回へつづく)
全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史
 ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪問題に本格的に取り組み、全国各地より依頼を受け、講演会や研修会を行う。(過去8年間実績 全国2,000会場以上)第一学院高等学校 統括カウンセラーを務める。著書に『「学校裏サイト」からわが子を守る!~ケータイ・ネット社会の落とし穴』(中経出版)『家族とともに癒す不登校・ひきこもり』(文芸社)などがある。

LINE依存の子どもたち 3 実例 LINEいじめ No.8

 「子どもを取り巻くネット裏事情」の引用。
 子どもたちの間で起こるLINEいじめにはどんなものがあるのでしょうか。今回は全国webカウンセリング協議会に相談のあったLINEいじめの実例をご紹介します。
 お互いの表情や声の調子がわからないLINE上で、文字となった悪意が子どもたちをふかく傷つけます。
授業中でもこっそりLINE?
 人間は、顔を見合わせて話をしていると、「ああ、こういう気持ちで言っているんだな」という細かなニュアンスが相手に伝わりますが、LINEの短文で書かれたメッセージは誤解を招きやすいと言えます。書き込んだ人は冗談のつもりでも、読む人によっては冗談だと受け止めない場合もあります。
 また、子どもたちに話を聞くと、授業中でもLINEを利用してる子どもがいると言います。携帯電話、いわゆるガラケーでメールを入力している場合は、音などから先生方は気がつくようですが、スマートフォンを机の上に置いて指で操作していても、先生から見たら勉強しているようにしか見えないのです。学校の先生方も授業中は静かだと言います。それは、LINEに夢中になり、話をする子が減っているとも考えられます。
勇気を出して注意したら・・・
 授業中でもスマホをし続けることをLINEの中で注意した子がいました。
「ねえ、みんな、授業中LINEをやるのをやめようよ」
と提案したのです。そうすると、
「お前、うざいよ。むかつくんだよ。お前死ねよ」
と一気にその子が誹謗中傷されてしまいました。
 注意した子は、その後、精神的に追いつめられ、学校に行くことができなくなってしまいました。
 この子の提案したことは正論です。しかし、
「授業中のLINEはやめようよ」
とふぶやいたことが原因で、
「お前死ねば」
などと言われるようになってしまう。これは、面と向かって言葉で言われるよりもつらいのです。
 文字として残ってしまうと、いっせいにみんなの目にさらされてしまうのです。
CASE1 その子を外したグループで盛り上がる
 このようなケースもありました。LINEのグループで自分が発言すると、みんなからいっせいに無視をされる。だれかが何か発言(書き込み)すると、「そうだよね」、「そうだよね」とリアクションがあるのに、その子が発言すると、みんないっせいに無視して別の話題に変わってしまうのだそうです。そしていつの間にか、学校でみんなと一緒にご飯を食べていても、どうも会話がかみ合わなくなってしまいました。
 それは友達同士でその子だけを除外して、もう一つ別のLINEのグループをつくっていて、そこでみんなやりとりしていたのです。これは「外し」といわれる行為です。
CASE2 LINEからしばらく離れただけで、死人扱い・・・!
 夏休みの期間中に、このようなことがありました。海の家で短期のアルバイトをしていた高校生の子が、アルバイトに集中するためにスマートフォンを持たずに海の家に行ったのです。持って行ったらどうしてもそれにハマってしまうため、あえて持たないで行ったのです。
 アルバイトをしている期間中もほかの子たちは、みんなでいろいろとLINEでやりとりをしていましたが、
「あいつ、いったいどうしたんだ?あいつLINEに入ってこないよな」
という話になりました。すると、だれかが、
「あいつ死んだんじゃないの?」
なんてつぶやいたのです。そうすると、
「ああ、あいつ死んだんだ。だから連絡来ないんだ。花でも供えておいてやろうか」
という会話に発展していったのです。
 その後、アルバイトを終えたこの子が、海の家から帰ってきて、みんなに連絡を取ろうと思いましたが、みんなからいっせいに無視をされてしまいました。学校に行くとその子の机だけが教室の外に出され、花瓶に入った白い花までが供えられていたのです。その子がクラスメートに話しかけても、みんな聞こえないふりをして無視したのです。
 この子は精神的に追いつめられ、すぐに全国webカウンセリング協議会へ相談に来ました。
「これから先、僕はどうしたらいいんでしょうか」
という相談でした。
 その子は、それ以降スマートフォンは怖くて持たなくなりました。スマートフォンを解約し、携帯電話に変更したのです。
 このように、子どもたちはLINEにのめり込み、中には、それが原因でいじめにあっている子どももいるのです。
 次回は、スマホを子どもに持たせるときに、考えたいことをご紹介します。
きほんのネット用語
・LINE(ライン)
 スマホ、パソコンに対応しているコミュニケーションアプリ。お互いにこの機能を入れておけば、音声通話やリアルタイムでのメッセージのやりとりなどが無料でできる。メッセージと同様、スマホ(パソコン)内に保存してある画像や撮影した画像も送ることができる。
・カラケー(ガラパゴス・ケータイ)
 スマホが出回る前までの携帯電話。テレビ視聴やカメラ機能、支払い機能など海外の携帯電話にはない日本独自の発展をしたことからガラパゴスの名がついた。ガラケーに比べるとスマホはパソコン用サイトの閲覧、タッチパネル入力、LINEをふくむ多くのアプリの利用などが可能で、扱えるデータ量も大きい。ガラケー=多機能電話、スマホ=通話できる携帯パソコンといえるかもしれない。
全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史
 ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪問題に本格的に取り組み、全国各地より依頼を受け、講演会や研修会を行う。(過去8年間実績 全国2,000会場以上)第一学院高等学校 統括カウンセラーを務める。著書に『「学校裏サイト」からわが子を守る!~ケータイ・ネット社会の落とし穴』(中経出版)『家族とともに癒す不登校・ひきこもり』(文芸社)などがある。

LINEってどこでやめればいいの?

 「LINE依存の子どもたち《2》」No.7「LINEってどこでやめればいいの?」の引用。
 フィルタリングを外さない、LINEは時間を決めて使用する・・・。それらは大事なことですが、なかなか子どもには伝わりづらいものです。
 そこで今回は、どうやって子どもに伝えるか、また、LINEをし続けていると子どもたちの生活にどんな影響があるのか、お話しします。
子どもに伝わる言い方で
 子どもは高校生くらいの思春期にさしかかると親に反抗してフィルタリングを外したがります。反抗されると、親も感情的に
 「フィルタリングなんて、外すわけないでしょ!あなたが自分のお金でスマートフォンを買うようになったら外してもいいけど、親のお金で買っているんだから、フィルタリングは外さないよ!」
 などと言ってしまうと、子どもも感情的になり、
 「うるさいな!くそばばぁー!」
 と大ゲンカになってしまいます。
 このような場合、いちばん大切なことは、子どもに伝わるような言い方ができているかどうかということです。たとえば、子どもに、
 「お母さんね、もしあなたに何かあったら、どうしていいかわからないの。お母さんね、あなたからいくら嫌われても構わないからフィルタリングは外さないよ。それでお母さんのこと大嫌いになるんだったら嫌われてもかまわない」
 このように、子どものことを思って、子どもの心に伝わるような言い方をすれば、子どもは納得します。感情的になった言葉は怒りを生むだけで、子どもの心には響きません。
正面からぶつかってLINEの制限を
 親は、食事のときに
 「お母さん、毎日一生懸命ご飯作っているんだから、ちゃんとお互いに顔を見せながらご飯を食べよう」
 と言うべきです。
 「友達には、うちの母親はおにばばだと言っていいから、この時間はLINEできないと伝えておきなさい。ご飯食べ終わってからやろうよ」
 と親として伝えるべきです。
 勉強のときも
 「本当にあなたは○○ちゃんのこと大切に思っている?▲▲ちゃんのことも本当に大事?本当に大事だったらお互いに成績落とし合うようなことしないでしょ?夜中の2~3時までLINEやっていて学校で居眠りしているのは、友達とは言えないでしょ?友達のふりをしている人がやることでしょ。お母さんはあなたにちゃんとした友達をつくってもらいたい。友達だったらちゃんと言えばわかるはずよ。そんなことも言えない時点で、友達とは言えないよ」
 と、きちんと言える親にならなくてはいけないのです。
LINEの相手は友達と言える?
 フィルタリングを外している子どもほど、スマートフォンを片手にLINEやゲームをやりながらご飯を食べています。子ども部屋にまでスマホを持ち込んでメールやLINEをやりながら勉強しているのです。深夜の2~3時になってもずっとLINEを利用している子もいます。
 そんな子どもたちから、
 「LINEってどこでやめればいいんですか?」
 といった相談が多くあります。人の気持ちがわからなくなったから、このような状態になってしまうのです。親の気持ちがわからないから、ずっとLINEをし続けるためにスマホ片手にご飯を食べているのです。夜中までLINEを続け、お互いに成績を落とし合うのは、表面だけの友達です。深夜までLINEを続けて、学校では居眠りする子も増えています。
 先日、ある学校の保健室の先生に聞いた話です。
 「今、保健室が夜遅くまでLINEを利用している子の睡眠場所になっていて、本当に具合の悪い子が保健室を使えなくなっている。どうしたらいいですかね」
 と、言っていました。
 これは明らかにおかしい状況です。
「既読」マークのせいでやめられない?
 では、なぜLINEを始めると子どもたちはハマるのか。
 LINEでは1対1でもコミュニケーションができますが、最高200人まで同時にグループトーク(会話)することができるのです。一人ひとりが書き込むメッセージは短文です。その書き込みを読むと、相手の画面に「既読」というマークが表示されます。既読マークがついたのに返信がなかったら、「無視しているの?」ということになり、学校に行っても無視されてしまうのです。
 次回は、このLINE上で広がる悪質なやりとりについて取りあげます。
【きほんのネット用語】
・フィルタリング
 インターネット上の有害サイトなどを一定の基準で評価判断し、情報の配信の許可、または有害情報の遮断をする機能。ネット事業者、携帯電話会社などがプログラムを運用している。
・LINE
 スマホ、パソコンに対応しているコミュニケーションアプリ。お互いにこの機能を入れておけば、音声通話やリアルタイムでの短いメッセージのやりとりなどが無料でできる。電話番号を登録すれば使用できる。
全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史(やすかわ まさし)
 ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪問題に本格的に取り組み、全国各地より依頼を受け、講演会や研修会を行う。(過去3年間実績 全国2,000会場以上)第一学院高等学校 統括カウンセラーを務める。著書に『「学校裏サイト」からわが子を守る!~ケータイ・ネット社会の落とし穴』(中経出版)『家族とともに癒す不登校・ひきこもり』(文芸社)などがある。

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