「明るく、優しく、公平で、知性的な、教師に!」

 「東京教育技術研究所」のメール vol.3 2017.1.25に「■「明るく、優しく、公平で、知性的な、教師に!」■」という記事が載っていた。引用します。
 向山洋一の今月の一言が動画で見られます!メルマガ読者限定 スペシャル動画にアクセス!
◎スペシャル動画(撮影日 2017年1月20日)

https://www.youtube.com/watch?v=Cc0Qg00waNY
 今月は、教師のあるべき姿についての一言です。
 「教師は、子供の前では明るく、優しく接することが大切だ」と向山先生は話されています。さらに、「ただ優しく接するだけでもダメで、時には子供を叱ることも必要だ」とも付け加えています。
 向山先生は、叱る時の場面は二つだけだと言います。一つは命にかかわるようなことを行ったとき。もう一つは大事な約束を破ったとき。人と人とのつながりの中で「約束を守る」ということは大変重要なこと。約束を破った時は「叱る」というより「諭す」という教育的な叱り方をすることが大切で、それ以外のことはそんなに目くじらをたてるほどのことではないと言います。
 「公平さ」については、向山先生が大森第四小学校に勤務していた時代のエピソードが語られています。同僚の先生のやんちゃな子供への対応に感動したという話です。詳しくは、ぜひ、動画にアクセスして、ご自分の目でお確かめください。向山先生の直筆の「一言」の色紙もご覧いただけます。
 教師以外の方も「明るく、優しく、公平で、知性的な、教師に!」の「教師に!」を自分の立場に置き換えてみてはいかがでしょうか。例えば「明るく、優しく、公平で、知性的な、母親に!」や「明るく、優しく、公平で、知性的な、サラリーマンに!」などなど。(by Misaki) 
◎色紙の言葉の原典 
≪新書版≫向山洋一教育要諦集 全15巻セット22,500 円(税込)  第2巻

http://www.tiotoss.jp/products/detail.php?product_id=2267
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「Internship」と「Dabate」

 教員の10年ごとの「免許更新制」が導入されてしばらく経つが、効果を上げてるのだろうか?
 お金を払って講習さえ受ければ、免許が更新されるという自動車の免許更新と同じような状況になっていないだろうか?
 また、大学を卒業して、晴れて教師になってもすぐにやめてしまう教師がいると聞く。
 それを防ぐために、医師のようにインターン制を採用し、現場での経験をしてから、教員免許を発行すれば、自分に合っている職業かわかるだろう。
 同時に、教員免許を国家試験にして、免許更新制をなくすべきだろう。

 また、「Debate(ディベート)」の習得を義務付けるべきだ。
 会議の提案で要点をまとめられず、話が長い教師がいる。
 ディベートを学ばせるということは、相手を打ち負かそうと言うことではなく、「物事を両面から見る」、「話をまとめて、短く分かりやすく話す」という技能の習得のためである。

 インターンシップ(英: Internship)とは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97
 ディベート(debate)とは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいう(広義のディベート)。
 様々な教育目的のために行われる教育ディベート(academic debate)が、単に「ディベート」と呼ばれることもある(狭義のディベート)。特に、教育ディベート関係者の間では、「ディベート」といえば通常は教育ディベートを指す。
 教育ディベートでは、その多くが説得力を競い合う競技の形で行われる。競技として行われるディベートを競技ディベート(competitive debate)という(最狭義のディベート)。多くの異なったスタイルがあり、目的に応じて選択される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88

若い教師への手紙

 『内外教育』2015年4月3日より、「普通の教師が生きる学校 モンスター・ペアレント論を超えて」大阪大学大学院教授 小野田正利氏の「若い教師への手紙」の引用。
Point
①希望と不安の中で、教師生活のスタートを切った若い教師にエールを送る
②先輩教師からのアドバイスを謙虚に聞こう。困ったら素直にSOSを出そう
③まずは「授業力」と「子ども理解の力」を基本にして

若い先生を待ち望んでいました
 若い先生たちへ!学校現場は、皆さんが教師として学校に来られることを、本当に待ち望んでいましたよ。
 第2次ベビーブームのときに大量採用された、40代から50代の教職員が多数を占めていた頃、学校全体になんとなく加齢臭が漂っていた・・・というのは、もちろん冗談ですが、明らかに活気がありませんでした。「身体が思うように動かない」「子どもたちのありあまるエネルギーについていけない」30代後半なのに、この学校で私が一番若いんです」-。そんな消極的な声を、私は何度も聞かされてきました。「若い人(の血)が欲し~い」まるで吸血鬼・ドラキュラのようでした。
 ベビーブームが過ぎて、子どもの数が少なくなったとき「いまこそ30人学級にするチャンスだ。その分の教員がいま居る」という切実な声を無視して、教師を減らすことに血道をあげ、新採用をしてこなかったのです。
 それから数年がたち、あっという間に大都市部を抱える都府県では大量退職とともに、若い教師の採用数がピークを迎えただけでなく、近郊の他県でも増加傾向が続いています。たくさんの若い先生の登場を、子どもたちも待ち望んでいました。みずみずしさは最高の宝物なのです。
 「好きで教師になったので、子どもたちとの関係づくりはいいけど・・・、その保護者は・・・ちょっとというか、だいぶ苦手でです」って感じる教師も多いでしょう。だって「モンスター・ペアレント」なんて言葉も流行っちゃってるし、大学の教員養成カリキュラムでは、保護者についてはPTAについてちょっと触れられたぐらいだけで、ほかに何も教えてもらってないし・・・、と不安が先に立つことがありますね。授業参観もそうだけど、個人懇談や家庭訪問で「親御さんから何を言われるんだろうか、何を聞かれるんだろうか」と考えるだけで緊張してしまうことも多いよね。
 笑い話ではないのですが、新米はおいしくて喜ばれるけど、新米教師は不安をもって見られることが多いです。でも誰だって新米だった時期はあるし、年を経ることによって経験値を高めていくものなのですよ。あなたの周りにいる年配の教師に聞いてごらんなさい。誰も一つや二つの失敗や苦い経験を持っています。その先輩教師からいくつかのアドバイスを謙虚に聞いておくことが、いますぐには実行できないけれど、1、2年後にはけっこう役に立つと思います。
 恥ずかしくて、そんなこと隣の先生なんかに聞けない、それにとっても忙しそうだし、邪魔しちゃ悪いから、と思っていてはだめです。年配の教師たちに意見を聞くと、いまの若い先生たちは自分たちのときと比べて、とっても優秀で何でもできるし、うらやましいと言います。ただ一つ欠点を挙げると”何でも完璧を求めようとし過ぎるし、アバウトが許せないという思い込みが強いところかなぁ”という印象を語る人が多いです。そして”若い先生は、助けを求めるのがヘタだよ。もっと甘えたら”というベテランの先生の思いもよく聞きます。
 誰もが失敗を重ねて、ときには叩かれて、少しずつ自信をつけていくのです。隙を見せないように鎧で身を固めていると、他の先生がたも、どうアドバイスしていいかわからなくなります。少し肩の力を抜きませんか。
先輩教師の述懐
 還暦近い、老練な保育園長がしみじみと語った内容を紹介しましょう。
 ≪いま盛んに保護者対応だとか保護者支援という言葉が飛び交っていて、若い保育士や教師が苦労しているように言われますけど、そういった苦しさは、昔からいくらでもありました。私も40年前の短大を出たてのころ、園児のトラブルで、その親御さんと話をしていた際に「産んだこともないくせに!」って、面と向かって言われて本当に落ち込んだことが何度もありました。「私だって一生懸命なのに・・・」と、つっぷして泣いていたこともありますし、腹が立ってしょうがなく、歩きながらお店の看板を蹴ったこともあります。軽く、ですけどね(笑い)。
 当時の私は、そんなつもりはなかったのですが、ちょっと上から目線でモノを言っている雰囲気を漂わせていたんだろうと思います。相手の親御さんの置かれた状況を推し量ったり、家庭の状況をおもんばかることもなく、親御さんの不安や愚痴、絞り出すようにしてしゃべっておられたわが子への思いは聞き流して、ともかく伝えておかなければいけないという一心から、園側として言いたいことや倫理だけを、押しつけていたんだろうなぁと思います。
 ようやく30歳を過ぎてからですかねぇ・・・。自分も結婚し、子どもができて、働きながら子育てをすることがどんなに大変か。職場でやらなきゃいけない仕事は山のように降ってくるし、家のこともやらなきゃいけないし、わが子がどこかで悪さをして、他人に迷惑をかけているのではないかと不安に思ったり・・・。そこでようやく、多くの親御さんが、ときとして激しい口調で「結婚したことも、子どもを生んだこともないから、(あなたには)分からないでしょうけど!」とつっかかってこられる意味がわかりました。だって、ついついそう言いたくなりますもん(笑い)。
 あの言葉には、非難したり否定したりする意味はほとんどなくて「私だって辛いのよ。そのことをちょっとは(先生が)受け止めてよ!」っていう、頼ってくるというよりも、一種の悲鳴にも似た思いがこみ上げて出てきたのかもしれません。
 それにね、正直言って、相手が自分より10歳以上も年下だと「こんなに若い先生に、わが子を任せて大丈夫かしら」という漠然とした不安がよぎるのは普通だし「ここは一発ガツンと言っておいた方がいいわね」という年上という立場と、私には子どもがいるという鬱屈とした優越感が湧くことがあるのよねぇ。もちろん、若過ぎて子どもを預ける不安があるといっても、さほど根拠のないものだけど、齢を重ねて分かることも多くなりました≫
まずは授業力と子ども理解の力
 「保護者対応力」は教師としての必須アイテムではないと思います。教師として必要な力というのは、自分の教えるべき教科の内容を、いかに・わかりやすく・きちんと・丁寧に・面白く教えることができるか。一つめはこの「授業力」です。そして二つめは、まずます多様で複雑になる子どもたちの状況をトータルに把握できる力、つまり「子ども理解の力」です。この二つが基本です。「保護者とうまくやっていく力?」-そんなものを税所から身につけている教師なんていません。失敗しながらひとつひとつ、自分の身体にしみこませるような形で学んでいくようなものだと思います。それは時代が変わった今日でも同じです。
 間違ってはいけません!学校や教師は、とことん子どもと向き合ってなんぼです。保護者の歓心を買うことが教師の任務ではありません。
 それでも、いったん保護者とトラブルになると辛い状態になりますね。そこには双方が「子どもを見る視点の違い」が加わります。保護者は「わが子を中心」にして学校を見ています。一方で教師は、どうしてもクラスの「多数の中の一人」として、その子を見る傾向があります。親の言い方をすれば「1分の1」と「40(30)分の1」の視点の違いともいえます。でも立場や視点が違っているからこそ「対話」をする意義があるんです。
 「教師は理屈で説得する傾向が強くなり、保護者は思いで話す」ことから生まれるズレを修正しましょう。教師と保護者は、子どもの本当の願いや思いをいっしょになって確認し、その成長をいっしょになって喜び合える存在なのです。
 さあ、心を開いて、自分から保護者に声をかけましょう。保護者と教師は敵ではありません。

「大丈夫です」

 『月刊JTU』2014年2月号より「ゆみさんのメンタル・スケッチ」⑤「大丈夫です」の引用。
 私は精神神経科の専門医として一般臨床(主治医としての立場)もさせていただいていますが、産業医としての仕事を主にしています。「それって、何をしているの?」と医者仲間の他科の友人によく聞かれます。産業医という言葉が耳にされ、関心をもたれるのはよいことなのか、とも思います。
 産業医業務は、健康診断、健康管理、作業管理や作業環境管理など多岐に渡り現実多様です。
 私が最近多く関わるのは、メンタル関連疾病の予防と、病気休職された方の復職援助です。
 メンタル関連疾病で休職された後、回復し復職をはたされる過程に関わるとき、こちらも大きな勇気や希望をいただくことも多く感謝しています。
 ただ、時折難しいなと感じることがあります。
 今回は相手が違うとはいえ、教職員の方々と共通すると思われる悩み、「大丈夫です!」をどう聞くか・あるいは聴くかということを取り上げてみます。
 休職前と復職前の面談では、表情や体調の改善は、確認が容易です。主治医の立場からの「復職就労可能」という診断書も出ました。
 ここから産業医が主に関わりますが、本人にも職場の仲間にも不幸な再発を避けるため、病気休職に至った過程を振り返り、今後似たことが起きたら、どういう意識・態度で乗り切ろうとされているかを、一緒に「言葉」で確認します。特にメンタル疾患では「再発の不安」の低減に有用な言語化です。
 職場外の家族の問題や、過重労働・ハラスメント等、職場の改善がなされたケースは言葉通りに聞きフォローします。
 が、多少なりとも職場でのストレス、それも人間関係のストレスについて語られる場合、休職前と復帰前で、語られる「職場について」の認識に変化がみられます。
 休職前の追い詰められた気持ちが回復すると、職場への希望もしっかりと言えるようになり、同時に「職場での出来事の受け止め方にこういうネガティブな偏りの傾向があったが、今は、こう思える」と言うようなポジティブな言葉が聞かれます。
 しかし中には、「自分が弱かったからで、今後は強くなります。周囲の人に問題なんて無い、大丈夫です。」、逆に「よく考えて出た結論は、自分が病気の原因は、○○さんの嫉妬に満ちた態度だ。倍返しできる強さを今は得たから、大丈夫です。」といった言葉に出会うこともあります。そうすると、「現在は体調回復し、主治医も就労可という段階であるし、それはそれで、『その人の現実』として100%受け止めるか。同僚や上司にヒアリングして、周囲から見るとどんな状況であったかを聞き、どこまで介入するべきか。」と悩みます。
 教育の現場でも、日頃を知っている程度によりますが、その方のまたは児童生徒の、「大丈夫です!」という言葉を疑うのも、100%信じて良しとするのもどうか、どのタイミングまで経過を見守るのが良いか、迷われることがあるのではないでしょうか。
 言葉はあくまで「地図」であって「現地」とは異なることを肝に銘じてはいますが、「余計なお節介は避けたいが、介入しなかったことで手遅れにならないか」と迷える子羊は、まだまだ産業現場の修行が足りませんね。
牧由美子(精神神経科医 労働衛生コンサルタント)

初任者として知っておくべき「授業術」とは?

 明治図書より、2014年1月第4週号のメルマガより引用。
 今回は野中信行先生に、新刊『新卒教師時代を生き抜く授業術―クラスが激変する日々の戦略―』について伺いました。
野中 信行(のなか のぶゆき)
 1947年、佐賀県生まれ。1971年、佐賀大学教育学部卒業。37年間横浜市立小学校教諭として過ごし、その後3年間初任者指導の仕事をする。主な著書に『新卒教師時代を生き抜く心得術60 ~やんちゃを味方にする日々の戦略~』(単著)、『新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則』 (単著)、『新卒教師時代を生き抜く“2W”仕事術 初めて教壇に立つ先生のための日々の心構え』 (編)、『新卒教師時代を生き抜く初任者1ヶ月の成功シナリオ』(単著)などがある。

―野中先生はこれまで多くの『新卒教師時代』シリーズを執筆されていますが、今回「授業術」編を刊行することになったきっかけはどういったことにあるのでしょうか?

 今まで「学級づくりを中心にしてずっと書いてきました。もちろん、授業についても触れていますが、この「学級づくり」が最重要な課題だと考えたからです。
 「学級づくり」が軌道にのったならば、次にはその土台の上に当然「授業づくり」をのせていかなければいけないのです。一日の大半は「授業」をしているのですから。
 ところが、ここで悩んでいる初任者がいるのですね。
 そこで、井上先生と一緒に「授業づくり」について一冊書くことにしました。

―本書では新任教師が授業を行う際、つまずきやすい事例の対処法がたくさん紹介されています。この本をどのように活用してほしいと思いますか?

 初任者の最初は「マネすること」から始まります。どんどんマネするのです。そのマネの積み重ねから自分なりの方法を見つけていくのですから。
 だから、この本も「マネ」できることがあったら、どんどん活用して下さい。

―本書にはつまずきのある子どもへの対処法も紹介されていますが、そうしたケースで注意すべきなのはどういったことでしょうか?

 提示した対処法が絶対だと思わないで下さい。1つの方法だということです。すべて本に書かれてあることはそのように理解すべきです。
 決め手は、目の前の子供たちです。うまくいかなかったら、子供の問題にしないで、方法を見直していくべきですよ。

―道徳の教科化など、様々な教育改革が話題になっています。このような時代に教師はどのように対処すればいいと先生はお考えになりますか?

 新しいものにすぐに飛びついて振り回されないことです。
 決め手は、繰り返しますが、目の前の子供たちです。その子供たちをどうしていくかを常に考えていくことです。それが「現場教師」の生命線ですね。
 そのための第1の条件は、教師は子供たちの前で元気で、明るくしていることです。
 そのように振る舞えないならば、その原因について徹底的に考え抜いて、克服していく道を模索すべきです。

―最後に新年度から教壇に立つ初任や若手の先生方へのメッセージをお願いします。

 「教師」でい続ける条件は、自分が常に「学び続けているかどうか」にかかっています。その「学び続ける姿」に子供たちは揺さぶられます。その姿勢をぜひとも持ち続けてほしいですね。

プロフィール

ニャン太郎

Author:ニャン太郎
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