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『育てにくい子どもを楽しく伸ばす17のコツ』鈴木昭平、永池榮吉(コスモ21)1400円+税


 発育が悪い・言葉が遅い・学習できない 発達障害&グレーゾーンのわが子がぐ~んと育つヒントがいっぱい
*鈴木昭平
 エジソン・アイシュタインスクール協会代表
*永池榮吉
 公益社団法人 スコーレ家庭教育振興協会会長
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『目が合わない 言葉の遅れ 自閉 多動 奇声 パニック 自傷 発達障害は家庭で改善できる』鈴木昭平、小沢隆(コスモ21)1400円+税


 絶望が希望へ。信じられないほど子どもが変わった親子の感動の物語。もっとも効果がある家庭での改善法
*鈴木昭平
 エジソン・アイシュタインスクール協会代表
*小沢隆
 日本武道総合格闘技連盟理事長

『世界的な脳神経外科の証言 発達障害を改善するメカニズムがわかった!』鈴木昭平、篠浦伸禎(コスモ21)1400円+税


最新の脳科学が子育ての常識を変える!
・発達障害は脳の扁桃体・報酬系の暴走、視床下部の弱化で起こる
・従来のストレス教育では改善できない
・家庭教育と脳科学の連携で子どもの未来がビックリするほど変わる
  ↓
家庭での発達障害の改善を加速する10のポイント-すぐ実践できる
・親子関係が劇的によくなる脳タイプの診断表
・チェックするだけで子どもがグングン伸びる「EES発達検査表」
*鈴木昭平
 エジソン・アイシュタインスクール協会代表
*篠浦伸禎
 医学博士・脳神経外科医

「ディスレクシアと合理的配慮」第16回「評価」

 『内外教育』2018年12月28日の「ディスレクシアと合理的配慮」第16回「評価」の引用。
 「合理的な配慮」は、その配慮をすることによって、対象の児童生徒の困難が軽減され、本来の力を十分に発揮できるように実施するものであり、げたを履かせるということではない。その対応がその個人のディスレクシアの程度や表れ方にとって「合理的」であることが分かって、それを施すのなら、評価にも反映することが妥当である。文部科学省から出ている「対応指針」も、普段教室の中で実施している配慮の数々を実施した上で評価をするように明記してある。
 考えられる配慮は次の通りである。
 「日ごろの課題」 国語の音読はすらすらと抑揚を込めて読めるのが理想だろうが、そこのところができないのがディスレクシアである。このため、音で3回聞いてきたら「良し」とする。また、漢字の習得について、止め、はね、はらい、書き順などができなかったとしても減点しない、書けなくても選択できればよい。
 「宿題」 データで与え、PCで回答をしてきたとしても評価をする。量や質の調整をした場合も同様である。業者が用意するドリルなどではすでにデータで提供が始まっているものもあるので活用したい。
 「小テスト」 振り返りのテストをする場合も選択問題、口頭試問にして分かっていれば評価した上で次の単元に進めるようにしたい。
 「作文」 授業中に作文ができればいいが、ディスレクシアの場合、言いたいことの5分の1くらいしか手書きの文字では表現できない場合がある。ICT(情報通信技術)の使用はもちろんのこと、学校内でできるのなら少しの時間をとって聞き取り、付箋などに支援者が書き写し、その後で文章にしたものを書き写す方法なども評価する。
 「ノート提出」 試験の記述式で点が取れないディスレクシアに対して手書きノート提出で評価するという一県「合理的」に見える対応があるが、実は本人にとって「過度の負担」となっている場合を多く見る。プリントを貼る、写真で撮ってそれをまとめるなどの方法が考えられる。
 「期末の試験」 普段の授業や宿題、小テストで本人のできることと困難なことの間のギャップを埋めるために行っている「合理的な配慮」をそのまま当てはめる。読み上げ、読みやすい工夫(文字のフォントやサイズ、紙の色、文字の色、問題と回答欄が分かりやすいように変更する)、時間の延長などがある。
 多くの科目を1日でこなす場合、時間延長で1科目目は点数が上がるが、3科目目くらいになると延長した分疲労するので、半分くらいしか得点できなくなることも実証されている。また、課目や試験問題、回答方法によってそれほど時間をかけずに回答できる場合もある。
 ICTの使用もしかりである。日ごろ使用しているICTを期末試験などでどのように使うのかを事前に検討しておく必要が出てくる。問題と回答欄を答えやすいように工夫するとクラス全体の点数が上がることも分かっている。
 日ごろ教室内で行っている配慮をした上での評価を内申書にも反映することで、初めて高校や大学受験、また次の学校での変更や調整につながるのでぜひ実践してほしい。
(藤堂栄子=認定NPO法人エッジ会長)

ADHD(注意欠如・多動症)と学校生活―当事者の視点から③

(前回からのつづき)
支援者として当事者と関わって
 現在では支援者として、成人期のADHDの方と関わらせていただいています。ほとんどの方が私と同様に、成人になって初めてADHDと診断されています。そうした方々の多くは、学生時代は本人の努力で何とか乗り切ってきたものの、社会人になってから職場での業務や人間関係などで行き詰ったことがきっかけで受診されています。お話をうかがうと、やはり学生時代からADHDの症状に由来する学習上の困難や、学校生活でのストレスに晒された経験をお持ちの方が多くいらっしゃいます。そして、かつての私と同じように、症状に由来する問題を「本人の努力不足」と評価され、また自分でもそう思い込んで自分を責めた経験をお持ちです。そして自分で何とか状況を変えようと努力したものの上手くいかず、それがさらなる失敗体験となって自信を失い、必要以上に自分を悪く評価している方が少なくありません。
 もちろん親や先生は、「本人のため」と思って厳しく指導するのですが、それが「努力の問題」「しつけの問題」などという誤解に基づいていた場合、その「しつけ」が原因で自尊心を低下させ、孤独感や劣等感といった負の感情を育ててしまう結果になることもあるように思います。
教育現場の皆様へ
 教育現場、特に学校という集団世活の場において、ADHDの生徒は対応が難しいことも多いと思います。また、時には問題行動を正すよう、指導しなければならない場面もあると思います。しかし、ADHDの特性を理解しないまま、ただできていないことを非難するだけでは、問題行動はなかなか改善しないだけでなく、その厳しい指導が時として「自尊心の低下」という形で本人を苦しめてしまう、ということをご理解いただきたいと思います。なぜなら、最も症状に悩まされているのは本人であり、少しでも良くしようと人一倍努力しているのも本人だからです。
 先生方には、そんなADHDの子どもの頑張っている姿を、是非評価していただきたいと思います。そして、子どもが感じている学校生活でのつまずきに気づき、「どうしたらできるようになるか、一緒に考える」という視点で接していただくことがとても重要だと思います。
 ADHDは、周囲の正しい理解と支援によって、子どものつまずきを減らし、症状を改善していくことができます。そのためには、保護者や専門の医師だけでなく、先生方をはじめ学校関係者のサポートが不可欠です。ADHDの子ども本人を含め、クラス全員のよりよい学校生活のためにも、ADHDに関する一層の知識と理解を深めていただければ幸いです。
(おわり)

『The English Teachers' Magazine』Janurary 2019
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