国立教育政策研究所 生徒指導リーフ

 国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センターでは、平成24年より「生徒指導リーフ」シリーズを新たに発行しています。
 生徒指導に関して、
・みんなが理解しているようでいながら、実は十分に説明されてはこなかった事柄
・いざ実践をと思ったときに、間違っていないか不安になりやすい疑問点
・役に立つと考えて行っているにもかかわらず、成果が上がらなかったり、弊害の大きかったりする「似て非なる実践」の問題点
・きちんとした定義や、きちんとした評価が知りたい、新しい概念や手法
・今、学校現場が知っておきたい話題
などにスポットを当てピンポイントで解説や提案を行う新しい形の生徒指導資料です。
 白黒コピーでも見やすい配色になっていますので、各種研修会等で活用いただけます。

http://www.nier.go.jp/shido/leaf/
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〔修学旅行グループ分け〕「我慢」学ぶ成長に期待

 2015年7月3日の朝刊「子どもってワケわからん!」より「〔修学旅行グループ分け〕「我慢」学ぶ成長に期待」の引用。
 思春期に入り始めた高学年女子にとっては、友だちとの関係が「世の中のすべて」だと思えるときがあります。友だちとうまくいかなければ、勉強も部活も、児童会や委員会の活動も手につかないということもあるのです。
 ですから彼女たちは修学旅行の見学グループ、観光バスの座席、宿での部屋割りをとても重要だと思っています。過ぎてしまえば、なんてことはない笑い話になるようなことも、リアルタイムでは「黄金時代の一大イベント」の成否を左右するものとなります。
 4月の担任発表と同時に「先生はどうやって、グループや班のメンバーを決めるのですか?」と聞かれることさえありました。もちろん女子、とりわけキャラ立ちしている女子たちに。
 突然ですが、修学旅行は社会科としての目的があります。しかし、担任としては、学級の友だち関係を左右する一つのヤマ場でもあるとも考えます。ここで、楽しく充実した修学旅行ができれば、学級は卒業に向け、良い雰囲気で進んでいけるともいえるのです。
 子どもたちは「メンバーは自由に決めたい」と希望することが多いのですが、孤立したちな子にはクラスのリーダーが先に気持ちを聴いて調整します。ときには担任がアドバイスしたり、対案を出したりします。
 誰もが気の合う子や仲良しとグループをつくることができれば「満足」かもしれませんが、限られた人数や部屋の制限の中では、ある程度の「我慢」も引き受けなくてはなりません。
 「我慢」を他人だけに押し付けず、自分も「我慢」しながら前向きに取り組もうという気持ちになれる子には「立派な態度だよ」と称賛します。難しいことですが、その困難さと向き合うことで人としての成長を私たち大人は期待するのです。
岡崎 勝(児童雑誌編集者)

叱られたときの子どもと保護者の気持ちをよみとく

 明治図書より、2013/10/17のメール。
この時期の子どもたち
 子どもを叱らなければならないときというものが、必ずあります。子どもたちはまだまだ成長過程だし、理解できないことも多く、してはいけないことをしてしまうものです。
 子どもは、間違いを起こして、叱られて反省して成長するものですから、教師が叱るというのは教育的行為だと考えます。(体罰や怒鳴りつけることを指しているのではありません。)
 ただし、叱ることには責任が伴うことを忘れてはいけません。叱った後、最後まできちんと始末をつけるということが大切です。最後とは、子どもがそのことを理解し、行動に現すところまでです。そして、その成果や努力を褒めることで終わるべきですね。
担任が気をつけたいポイント
・感情的にならないようにクールダウンする
 だいたい、教師が子どもを叱るとき、子どもの行為に対して腹が立っているときが多いので、なかなか冷静に叱れないものです。しかし、感情的になってしまったら教育ではなくなってしまいますから、心にしっかりと「クールダウン」をおいておかなければなりません。僕もよくそれで失敗をしてきました。難しいことであっても、クールダウンです。
 子どもは叱られると、自分を否定されたとか、先生に嫌われたとか思ってしまいがちです。腹立ちに任せて子どもを叱ってしまうときは、特にその怖れが強くなります。子どもの言動を叱ったのであって「先生はあなたが嫌いだから叱ったのではない」ということを本人に伝えましょう。
・保護者への対策も考えて叱る
 「親が怖くて教師なんてしていられない」と開き直れる時代ではありません。保護者のことは、頭において叱るべきです。微妙なのですが、僕が言っているのは、保護者によって態度を変えろということではなく、叱る以上は、同時に保護者への対策も考えなければ無責任になるということなのです。
 叱られ方や程度にもよりますが、30年前の子どもは、まず、叱られたことを親には言いませんでした。言ったら、さらに親から叱られるからです。「先生に叱られるなんて、恥ずかしいことをするな」というように。
 今は、違います。親は子どもにどうして叱られたのかを聞いて、納得がいかなければ学校へ連絡します。子どももそのことを知っていて、自分に都合のいい言い方をします。
 こんなことを書くと、「子どもを信じていないのか」とおっしゃる先生もいらっしゃるかもしれませんね。でも、今の子どもは、そんなに甘くありません。けっこう、したたかです。
・先手必勝。叱ったことを連絡する
 叱った内容にもよるのですが、叱ったことについては、保護者に連絡を入れる方が良いと思います。保護者に連絡を入れるということを頭においていたら、叱るときに、より正確に事実を確かめてから叱るようになるでしょう。
 また、保護者に伝えるときは、何よりも事実が大切ですが、子どもの悪口ばかりを並べ立てて言うべきではありません。叱ったこと以外に、最近の子どもの姿を語れると良いでしょう。
・多賀先生からのワンポイントアドバイス
 子どもの良い姿、認められる行為などを日々、記録しておくことが大切です。その記録が、子どもを深く理解することに役立ちます。そして、何かあったときに、保護者との話をスムースに進めることにも使えるのです。
 僕の前任校のモットーは「常に備えよ」という言葉でした。何かあってから考えるのではなく、常にいろいろなことに対応できるべき準備をおこたらないことが、学級教育でも大切だと思います。
o 参考:「多賀マークの教室日記」しかり方・ほめ方10箇条
多賀 一郎(たが いちろう)
 神戸大学付属住吉小学校を経て私立小学校に長年勤務。元日本私立小学校連合会国語部全国委員長。現在、追手門学院小学校講師。専門は国語教育。親塾を神戸と大阪で主催して、保護者教育に力を注いでいる。また、教師塾やセミナー等で、教師が育つ手助けをしている。絵本を通して心を育てることもライフワークとして、各地で絵本を読む活動もしている。
『はじめての学級担任4から学べる!成功する授業づくり』『小学校国語科授業アシスト これであなたもマイスター!国語発問づくり10のルール』(明治図書)『子どもの心をゆさぶる多賀一郎の国語の授業の作り方』『全員を聞く子どもにする教室の作り方』『今どきのこどもはこう受け止めるんやで』(黎明書房)など、著書多数。

子どもに信頼される“叱り方”の大原則紹介

 明治図書から2013年6月第2週号のメールマガジンの紹介♪
 突然ですが、先生方は叱るのは得意ですか? 子どもに嫌われたくないので、本気で叱れない若い先生が増えているという話も耳にしたことがあります。もちろん、叱ってばかりの教室では、雰囲気も暗くなりそうですが、時には毅然とした態度で叱ることも重要です。
 「では、どんな叱り方が子どもの心に響くの?」そんな疑問にお答えするのが、『授業力&学級統率力』2013年7月号の特集「叱る技術―心に響く“叱り方の原則”」です。
 例えば、遅刻3回目の場面をどのように叱るのかについて、コーチングの技法をもとに紹介。「あなたは遅刻ばかりでダメだ!」(Youメッセージ・あなたを主語にした叱り方)ではなく、「遅刻ばかりして先生(私)は残念な気持ちです」(Iメッセージ・私を主語にした叱り方)と叱った場合の効果や方法についての事例は必読です。
 また、アンガーマネジメントの記事にも注目です。思わずカッとなって、子どもを怒鳴ってしまった。そんな経験はありませんか? 怒りの感情をどうコントロールすればよいか、科学的にアプローチしたアンガーマネジメントについて、第一人者の安藤俊介先生に解説いただきました。
 子どもとの信頼関係が深まる“叱り方”の事例満載でお届けします。

非行と携帯電話

 次のようなことを聞いた。どこの調査なのだろう?警察の調査だろうか?
 「携帯電話やスマートフォンを持っている生徒の100%が問題行動を起こすわけではない。しかし、問題行動を起こした生徒の100%が携帯かスマートフォンを持っている。」
 携帯電話の持たせ方を、親子で考えさせたいものである。
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ニャン太郎

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