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自閉症に「オキシトシン」効果 浜医大など解明

 2019年5月30日の朝刊に「自閉症に「オキシトシン」効果 浜医大など解明」という記事を発見!
 対人関係がうまく築けないといった悩みを抱える自閉症スペクトラム障害(ASD)。「幸せホルモン」とされるオキシトシンを患者が鼻から吸引すると、表情が豊かになることを浜松医科大の山末英典教授を責任者とする研究チームが解明した。ASDの中心的な症状への治療法は確立されておらず、実現すれば世界初の治療薬になる可能性がある。
 山末教授によると、ASDは脳機能の不全が原因とされる。「職場で意図せず人を怒らせてしまう」「人の気持ちを読み取るのが難しい」といったトラブルの原因になる。近年の受診率の上昇に合わせて患者数も増加している。


 研究では、十八歳以上の男性百二人のASD患者に六週間、毎日二回、鼻からスプレー状のオキシトシンまたは偽薬を投与した。医師や心理士との対話の様子を撮影した。表情を解析する機械で、投薬前後や偽薬との効果の差異を映像で比較。オキシトシンを投与した患者は口角の上がり具合など、表情の変化が明らかに大きかった。
 ASDの患者は、オキシトシンが正常に働いていない可能性があることは以前から指摘されていた。山末教授によると、オキシトシンの投与が、思考や創造性を担う脳の前頭前野の働きを良くするため、このような結果につながったという。
 現在、薬は保険適用に向けて、第三段階まである治験の第二段階。全国六大学と協力して実施している。
 オキシトシンは子宮を収縮させる作用や子どもの成長に影響を与える可能性もあるため、まずは男性で効果を実証する。女性や子どもへの効果や安全性を確認し、二〇二三年ごろまでの実用化を目指す。
 山末教授は昨年十二月、医療分野に貢献した若手研究者に贈られる内閣府の日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞を受賞した。
(鎌倉優太)
<オキシトシン>
 ホルモンの一種。母乳を分泌させるなどの働きがあり、男性にもある。安心感や信頼感を育む作用もあるとされる。母と子、犬と飼い主の間などで、分泌が進むと相手を信頼する気持ちが高まることが分かってきている。「幸せホルモン」とも呼ばれる。
<自閉症スペクトラム障害>
 一般には自閉症やアスペルガー症候群などと呼ばれる症状の総称。100人に1~2人いるとされる。男性が女性より多い。他人の気持ちが読み取れず、対人コミュニケーションが難しかったり、興味や関心に偏りがあったりするなどの特徴がある。

https://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/tokai-news/CK2019053002000092.html
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コカイン依存 仕組みを発見

 2018年3月15日の朝刊より、「コカイン依存 仕組みを発見」の引用!
浜松医科大名誉教授らグループ
 依存性が高い違法薬物として知られるコカインに関し、特定の分子の働きが弱まることで快楽が過剰に残り、再発へとつながるメカニズムを、浜松医科大の中原大一郎名誉教授(69)と埼玉医科大の村上元講師(40)らの研究グループが世界で初めて発見した。薬物依存の新たな治療法の開発が期待される。研究成果は15日付の米科学誌「サイエンス・アドバンシーズ」電子版に掲載される。
(飯田樹与)
世界初、治療法に期待

 薬物には「快感」という強い報酬が得られることで中毒性が高まる。いったんは断薬できても、摂取した場所や器具を見るだけで欲求を抑えられなくなるケースも多いが、快感を忘れられなくなる脳内の仕組みは分かっておらず、効果的な治療薬はない。
 グループは、快感に関わるドーパミン神経細胞内にある分子「主要組織適合遺伝子複合体クラスⅠ(MHCI)に着目。MHCIの機能を欠損させたマウスと、通常のマウスで実験したところ、欠陥型マウスはコカインを過剰に求めるようになった。
 通常のマウスがコカインの摂取を繰り返すとMHCIが減少。逆にMGCIを人為的に増やしたところ、依存行動を抑制できた。MHCIは余分な神経回路を切り取る働きがあるが、コカインはそれを阻害するため、快感記憶が残り続けるという。
 今回の研究成果は、コカインと同様に快楽が中毒性に関わるアルコールやニコチンのメカニズム解明につながる可能性もある。中原名誉教授は「MHCIはうつ病や自閉症など、ドーパミン神経細胞に関わる神経疾患にも、重要な役割を果たしている可能性がある」と話した。

アルツハイマー 微量血液で発見


 2018年2月1日 朝刊の超k欄に「アルツハイマー 微量血液で発見」という記事が出ていた。
長寿研、ノーベル賞・田中さんらの技術使い

 わずかな量の血液で、認知症の一種であるアルツハイマー病の原因物質が、脳に蓄積しているかどうかを調べられる検査法を開発したと、国立長寿医療研究センター(愛知県)や島津製作所(京都市)などのチームが三十一日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。病気の診断が安価で簡単になるとしている。治療が難しい病気のリスクを患者にどう伝えるかなど課題もあるが、将来、予防法が開発された際に有効な予測ツールとなる可能性がある。
 アルツハイマー病の原因にはさまざまな説があるが、脳内にアミロイドベータというタンパク質が異常に蓄積するのが原因の一つとされる。蓄積は発症の二十~三十年前から始まり、蓄積がある人は症状がなくても将来発症する危険性が高くなると考えられている。
 蓄積の有無は現在、大がかりな陽電子放射断層撮影装置(PET)や、腰に長い針を刺して脳脊髄液を採取する検査で調べているが、費用が高いことや患者の負担が大きいことが課題だった。
 チームは、抗体と呼ばれるタンパク質を使って〇・五ミリリットルの血液からアミロイドベータ関連物質を分離し、ノーベル化学賞受賞者の田中耕一・島津製作所シニアフェローらが開発した質量分析技術を使って調べる検査法を開発した。関連物質は三種類あり、量の比率からアミロイドベータ蓄積の有無が分かるという。
 アルツハイマー病患者や健康な人を含む日本とオーストラリアの六十~九十歳の男女計二百三十二人を対象にこの手法を使って調べたところ、PETの検査結果と約90%一致した。
 チームは以前から開発を続けてきたが、今回、大規模な研究の結果、高い精度で判定できることを確認できたとしている。島津は今後、製薬会社や研究者向けに血液を分析するサービスを提供していく方針。
 長寿研の柳沢勝彦・研究所長は「将来、アルツハイマー病の治療や予防が可能になれば、この手法を高齢者の検診で広く使えるようになるかもしれない」と話している。
◆健康長寿に貢献
<田中耕一・島津製作所シニアフェローの話>
 開発した手法は、治療薬開発などアルツハイマー病のさまざまな研究の進展に役立てられる可能性がある。世界の健康長寿に向け、貢献できればと考えている。治療薬を開発する製薬会社や研究者を対象に、年内にも血液を分析するサービスを始めたい。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018020102000129.html

「コリン」と「アセチルコリン」

「コリンとは」
 コリンは、ビタミンB群の仲間であり「アセチルコリン」の元になる水溶性の栄養素になります。
 コリンを摂取る事で細胞機能の維持細胞膜の修復、脳や肝機能の維持をしてくれるなど、私たち人間には欠かせない物質と言われています。
 体内においてコリンが不足すると肝脂肪が溜まりやすくなり様々な障害が起こると言われています。
コリンの効果
・肝脂肪予防
・コレステロール値の改善
・神経の働きを正常に保つ
・鎮静効果
・記憶力向上
・デトックス効果
・疲労回復
・集中力向上

「アセチルコリンとは」
 アセチルコリンは、運動神経や副交感神経で刺激を伝達する物質であり、記憶力や学習力に深く関わる成分とされています。
 コリンを材料に合成酵素の働きによりアセチルコリンになり、シナプスと呼ばれる神経細胞の接合部で作用すると言われています。
アセチルコリンの効果
・アルツハイマー病予防
・便秘改善
・更年期障害改善

http://beauty-and-healthy-life.com/choline-kouka-fukusayou-1083

そううつ病の新リスク特定 脂肪酸代謝に関わる遺伝子

 2017年1月25日の朝刊より、「そううつ病の新リスク特定 脂肪酸代謝に関わる遺伝子」の引用。
躁うつ予防に食事制限? 藤田保健大 遺伝子特定
 うつ状態とそう状態を繰り返す「躁うつ病」の発症に関係する遺伝子を、藤田保健衛生大(愛知県豊明市)の岩田仲生教授と池田匡志准教授らのグループが、日本人6万5千人分のゲノム(全遺伝情報)解析で突きとめた。脂質代謝異常とも関係する遺伝子で、食事制限が躁うつ病の新治療法になる可能性もある。
(室木泰彦)
脂質代謝異常と関係
 グループによると、躁うつ病の関係遺伝子の研究は欧米が先行し、既に20個程度が特定されている。これまでアジア人を対象にした大規模調査は例がなかったが、同大など国内32の大学、研究施設が協力し、実現した。
 新たに特定したのはコレステロールや中性脂肪の血中濃度の増減にかかわり、脂質代謝異常をもたらすこともあるFADS(ファッズ)遺伝子。躁うつ病患者2,964人分と、別の病気患者6万1,887人分の遺伝情報を分析した結果、FADS遺伝子を持つ人は、持たない人に比べ躁うつ病の発症率が1.18倍になった。この遺伝子が多い人ほど発症の可能性が高まる傾向もみられたという。
 躁うつ病は100人に1~2人が発症するとされる。治療は症状を抑える薬剤投与が中心だが、発症のメカニズムは不明で、根本的治療法は見つかっていない。これまで患者に脂質代謝異常を併発するケースが多いことは知られていたが、双方の関連が裏付けられた格好だ、
 岩田教授らは「脂質代謝異常が躁うつ病の原因になっている可能性があり、今後、臨床研究を進め確認したい。食事制限など脂質代謝異常のための治療が躁うつ病予防になれば画期的だ」と話す。
 成果は、「24日付国際医学誌「モレキュラー・サイキアトリー」に掲載された。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017012401001836.html
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