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家庭との連携で就労=自立を実現する教育

 本の紹介。 「家庭との連携で就労=自立を実現する教育」上岡 一世(明治図書)  具体的な事例をあげながら、どうすれば子どもたちが伸びるのか、生き生きと活動・自立でき、就労を実現できるのか、その指導法をまとめる。 http://ww3.tiki.ne.jp/~teppey/osusumenoissatu/syuuroujiritu.htm
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さをり織

 さをり織りは、今から約40年前(1968年)に大阪で生まれた手織りです。個性の『差を織る』ということが『さをり織り』の由来です。縦糸と、横糸の自由な遊びで手織りに関する一切のことを常識や既成概念にとらわれず自分の意思で自由奔放に織ることによって、自分の感性が最大限に表現される織物です。  30年以上前から施設や学校などで導入されてきました。今やその数は、全国で1,000を越えるまでに普及しています。その独特な指導法と、社会貢献という形で、大きな成果を上げています。  手織りで心の癒しを。布を織るのではなく、自分を織る。  教えないで引き出す(さをりの指導理念) http://www.saori.co.jp/index.html

大人は知らない「ネットいじめ」対処法 いじめ、不登校、引きこもり問題行動を起こす子どもの具体的対処法

 「心理療法カウンセリング講座 大人は知らない『ネットいじめ』対処法 いじめ、不登校、引きこもり問題行動を起こす子どもの具体的対処法」に行ってきた。なかなか面白いお話だった。  まず、インターネット上の誹謗中傷についてのお話だった。なりすましメールは、他人のアドレスやサブアドレスで嫌がらせのメールを送ること。なりすましメールを拒否する方法は、携帯電話のマニュアルには書いてないが、インターネット上で公開されている。「会社名 迷惑メール」で検索すると、ヒットする。調べてみた。 「docomo」 http://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/index.html 「au」 http://www.au.kddi.com/notice/meiwaku/shinkoku/index.html 「softbank」 http://mb.softbank.jp/mb/support/safety/measures/index.html こんな感じだろうか。  迷惑メール相談センターのホームページもある。 http://www.dekyo.or.jp/soudan/index.html  その他、チェーンメール、学校裏サイト、プロフなど大人が知っておいたほうが良い情報がたくさん聞けた。 「チェーンメール 迷惑メール相談センター」 http://www.dekyo.or.jp/soudan/chain/index.html  その後、カウンセリングのお話が聞けた。  うちの家庭は問題がないという家庭ほど問題がある。無視が一番のSOS。  興味あるものには瞳孔が大きくなる。子どもの興味ある話をする(興味あるふりをしても話が盛り上がらない。親も興味を持つこと)。  時間設定をする。教室は使わない。  ソファに座らせる(ゆったりしたいすの方が本音が出る)。相手を左前に座らせ、話す(相手の右脳に話す)、というのは目から鱗だった。  相手の目(まばたき)を見る。うなずく(うなずきがうまい人ほど、相手の怒りを静めるのがうまい)。  まずかったことは素直に謝る(自己弁護をしない)。  カーッとなっている言葉を鵜呑みにしては大変。  ボールペンを持ったまま話さない。ボールペンは自分の方を向けて置く。  終わったら、生徒とドアのところまで歩いていく。  メールでは、子どもの名前を頻繁に書く。話し言葉で書く。デコメならデコメで。 「全国webカウンセリング協議会」 http://www.web-mind.jp/

「風が吹けば、桶屋がもうかる」式の考え

 先週の金曜日の爆笑問題が出ていた番組のことである。「子ども2人目を産んだら成人するまで毎月10万円を支給します」というのをやっていた。「今は、そのお金を支出しなけらばならないが、少子化が食い止められ、将来は税収が増える」ということである。でも、これは「風が吹けば、桶屋が儲かる」という考えと同じ気がする。将来、補助を受けた子供たちが、ニートにならないと言い切れるのだろうか?  ちなみに、3人目、4人目を産んだらどうなるのだろう?その分、お金を支給するのだろうか?それとも、10万円のままなのだろうか?(1人につき10万円支払ったらとんでもないことになりますよ。10人子供がいたら、月100万円ですよ。働くことがばからしくなりますよ。)  生活保護などの他の制度との兼ね合いはどうするのだろう?  出演者も視聴者も、賛成多数で「可決」ということだった。  賛成者は、ワーキングプアを知らないし、中流家庭以上しか見ていない気がする。(子どもを産むだけ産んで、養育はせずに、養護施設に預けている層があることを知らないのだろう。そして、その層が増えていることを知らないのだろう。)  それよりも、子育てしやすいよう環境整備にお金を使った方がいい気がする。

フィンガーカラーリング(フィンガーペインティング)

 発達障害がある子どもは、微細運動障害(指先の動きが不器用など)があり、その訓練として、指で絵を描かせるフィンガーカラーリング(旧称:フィンガーペィンティング)が効果があります。  字がうまく書けない子の指導は、手の巧緻性を高めるには、フィンガーペインティングのような、指先をゆっくり丁寧に動かす練習をします。ここまでできて初めて、ひらがなの指書きの練習を始め、空書きができるようにしてから、なぞりがき、写し書きへ進めます。  「横山式フィンガーカラーリング」は、微細運動障害の指先訓練、集中力をつける訓練として考えられたものです。 「教室の障害児」(明治図書) フィンガーペインティング実践(横山浩之)10 フィンガーペインティング指導(石川清子)10から 「にゃっき~ず」 http://www.knyackies.com/index_pc.html 「掲示板」 http://bbs11.fc2.com/php/e.php/~schumann/

意味理解障害

 「意味理解障害」という言葉があるらしい。ホームページで調べてみると、発達障害や失語症などの関連の言葉のようだ。  語の意味理解の障害とは、語音を認知しても、意味と結びつかないことを言います。失語症の理解障害の基本となるものです。 文の意味理解の障害は、文の構造が理解できない、また、意味内容が複雑になると困難度が増し、理解が出来なくなります。 http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks0303.htm http://kids.gakken.co.jp/campus/jiritu/medical/backnumber/03_03/top.html

ADL

 児童相談所の書類に「ADL」という言葉が書いてある時がある。ADLとは何か、調べてみた。(ADSLではありません。)  ADL(Activities of Daily Living)、日常生活動作(にちじょうせいかつどうさ)とは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動を指す。  リハビリテ-ションや介護の用語として使われることが多いらしい。  「ADLができない」と記載されてきた児童は、ネグレクトで、日常生活動作を親からしつけられてこなかったのだと思う。

ほめにくいタイプの効果的なほめ方

 「クレぺリン検査」のblog、その3です。  「SKK式適性検査」の持ち味タイプ(体Aや認Bなど)から、効果的なほめ方がある。 ○ほめると図に乗るタイプ(体A、認A) ・能力、性質ではなく行為をほめる。(うぬぼれたり慢心しないように行為に限定する) ・次の課題を示しながらほめる。 「さすがリーダーだ。クラスをよくまとめているね。あとは相手の気持ちを考えられる余裕が出てくれば満点だよ。」 ・ほめた後のフォローが大切。(ちゃんと最後まで見届ける) ○ほめないとやらないタイプ(認A、認B) ・ほめすぎは及ばざるがごとし。(安易な評価は、生徒の行動の質を低下させる) (報酬が多すぎると、報酬を得るためにしていると考えるようになり、することに対する満足感は得られなくなる) ・ほめ言葉に励ましを加える。(優しさの中の厳しさ。期待の大きいことを伝える) 「君にはいい素質があるのだから、今後の頑張りでもっと活躍できるはずだ。」 ・目立つ役を与えて人前でほめる。(自尊心と満足できる場で動因につなげる) ○ほめすぎが負担になるタイプ(体B、価A) ・人前より、陰でほめたり、手紙やメモでほめる。 ・長所に気づかせるようにほめる。(短所ばかり気にしやすいタイプなので) 「いつも隣の子の面倒を見てくれて、君はやさしいところがあるね。」 「目立たないことでもこつこつ取り組めるのは、なかなか真似できないことだよ。」 ・小さなことをこまめにほめる。(自信につなげる) ○ほめて乗ってこないタイプ(認B、価B) ・直接よりも他人を介してほめる。(より真実味をもって受け止めることができる) ・「YOU」より「I」でほめる。 「君は何々だ」という断定的な表現より「私は是々と思う、感じる」という表現。 「君ならできるはずだ。」より「私は君なら大丈夫だと信じているよ。」 ・相手の関心のあることでほめる。(趣味や特技など、関心のあることがほめて欲しいこと)

持ち味には6タイプあります

 昨日のblogの続きです。  SKK式クレペリン検査のデータ結果は、「持ち味」を6タイプに分類しています。(実際は16タイプの細別判定をしています) 【体験から学ばせたいタイプ】 体A:明るく快活ですが、流されやすく大雑把な行動ぶりとなりやすいタイプです。 体B:温和で共感性はありますが、受け身になりやすく積極性に乏しいタイプです。  自分が実際に行動し、経験した中から学習していくタイプです。体験を通して考える機会を増やしましょう。 【認めて育てたいタイプ】 認A:機敏ですが、プライドが高く感情に左右されやすいタイプです。 認B:感情を抑えて粘りますが、こだわりを残しやすいタイプです。  認められることが、やる気につながるタイプです。ほめる機会を増やしながら、最後までやりきったという、充足感を持たせましょう。 【価値観を大切にしたいタイプ】 価A:繊細で感受性は高いですが、表現力や行動力は今一歩のタイプです。 価B:取り掛かりは遅いようですが、マイペースにやり遂げるタイプです。  自分なりの考えを大切にして、それにしたがって行動するタイプです。本人の価値観を尊重しながら、多角的な思考力を養いましょう。

SKK基礎理解特別講座

 先日、「SKK基礎理解特別講座」に行ってきた。  「SKK式適性検査」は、作業検査法のひとつであるクレペリン検査を、長年の膨大なデータと詳細な臨床により、応用・発展させた検査。40年以上にわたり、多数の学校、企業、官公庁等に採用され、受検者は設立以来1,000万人を超えている。  今まで勤めた学校でも、クレペリン検査をやってきたが、分析データを文章で書かれたものしか読まなかった。しかし、「結果一覧シート」の読み方とその持つ意味が多少分かった。  「持ち味」に「体験から学ばせたいタイプ」「認めて育てたいタイプ」「価値観を大切にしたいタイプ」などがある。それが検査結果から分かってしまう。  (以前、中1で実施した時に、ある女の子に「不登校に注意」と書かれたことがあった。日頃の表情から見て、「そんなことあるはずがないだろう」と思っていたら、2学期になり、登校を渋りだした。恐るべしクレペリン検査である、と感じた。)  検査は、するだけではダメで、それを指導に生かしていかなければならない。それでなければ、検査した意味がない。  有意義な講演会であった。 http://www.skk-jp.com/

凍りついた瞳

 「凍りついた瞳」ささや ななえ・椎名篤子(集英社)619円。  実際に起きた児童虐待が漫画化されています。「YOU」に1994年9月号~1995年7月号まで掲載されたもの。児童虐待の現状がよくわかる本です。主に、医師の立場で描かれた本です。  (一部引用)  一時保護所に保護された子は、表情のない冷たい目をしているこういった眼を医学用語で「凍りついた凝視(Frozen watchfulness)」と呼んでいる。親の愛情が暴力や放置、心理的な虐待などに姿を変えた時、子どもの身長や体重は増えなくなり、体と心の成長を阻害されることが多い。自分の存在を親に頼れない子どもは、次第に表情を失っていく。それが「凍りついた凝視」と呼ばれる所以である。  「ネグレクト」とは日本語で、保護の怠慢・拒否、あるいは身体的放置と訳されている。養育者が子どもに対して、衣食住の世話をしない、保護を怠る、学校に行かせないなどの成長するために欠かせないものを与えないことをいう。身体に暴行を受けるのと同じように、放置された子供にも様々な理由から低身長や低体重が表れるのが特徴で、体や衣服の汚れ、栄養不良、心身の発達の遅れなどが発見のサインである。ネグレクトについて、大学の授業では教えてくれないし、教科書を見ても隅の方に1~2行書いてあるかどうか疑わしいくらいだ。  子ども虐待は、小児科医にとって知られてきてはいるが、日常の診察では、まれで、診断と治療法は確立されていない。  小児科医の外来には、新しい生命を生み出したことについて、深く考えていない親たちが少なからずやってきた。「子ども」を持てば、形の上では「親」になる。しかし、ひとりの人間を育て上げる、子どもの人権を尊重していくという考え方がなかなかできない。我が子を道具か付属物のように子育てをする。子どもを殴ってもそれを暴力をとは思っていない。自分の子どもだから、どう扱おうと勝手だと主張するが、あるいはしつけだと説明する。  心身の遅れが子どもに会った時、母親が原因になっていることがある。園児の中には、実際、先天的な遅れなのかどうか疑問を持つ子どももいた。

心理検査(10)LD(学習障害)児診断のためのスクリーニング・テスト(PRS

 学習障害の可能性の有無を調べるテストである。学級担任などの教師、保護者など、本人をよく理解している人が該当項目をチェックする。  本テストでは、さらに検討を加えるべきかどうかを判定するのみなので、本検査で異常がでても、学習障害であると診断できるわけではない。

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心理検査(9)SM社会生活能力検査

 社会的な能力の実行能力をアンケート形式にて、評価する検査である。障害を持つ児童では必須の検査である。  児童相談所でもよく実施されている検査だと思う。 http://www.saccess55.co.jp/kobetu/detail/sm.shtml http://www.okada-shinri.com/rin/other/NBK2S-MS.html

森林療法カウンセリング

 平成16年に、林野庁が中心となり、産学官連携による「森林セラピー研究会」を立ち上げてから、森林の癒し効果が、世界に先駆けて次々とデータ的に立証され始めている。ただ、グリーン・シーズンの森については、科学的効果の分析が進んでいるが、ホワイト・シーズンについては、手がつけられていないのが現状だ。  森林療法(森林セラピー)とは、森林の地形や自然を利用した医療、リハビリテーション、カウンセリングなどを指し、森林浴や、森林レクリエーションを通じた健康回復・維持・増進活動でもあると定義されている。  森の中を散策することで得られる効果については、近年様々な実験を通して明らかにされてる。唾液中の「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが減少したり、ストレス時に高まる交感神経が抑制され、リラックス時に高まる副交感神経が昂進し、脳の活動も森林では沈静化されリラックスすることが分かってきた。  また、もうひとつの実験では、がんなどの腫瘍細胞やウイルス感染細胞を撃退してくれるナチュラルキラーと呼ばれる細胞が、森を1日歩くことで43%、2日目で56%も活性化することが明らかになり、森林浴をすることにより、免疫力が向上することが実証され、その効果が1週間後も45%、1ヵ月後においても23%アップしたままであるという驚異的な持続性も解明された。  森林療法においては「呼吸法」が、重要なプログラムの1つと考えられている。その理由としては、 ①木々や草花は光合成をしているので、森にはできたてのフレッシュな酸素が満ちあふれている。その清浄な酸素を充分に体内に取り込み、全身の細胞にめぐらせることで免疫力を向上させることができる。 ②樹木の葉や幹からは「フィトンチッド」と呼ばれる微量の揮発性の香り成分が放出されており、それを深い深呼吸で吸い込むことで、血圧を下げたり、自律神経の副交感神経に作用して精神を安定させたり、疲労が回復することが確認されている。 ③腹式呼吸のようなリズム運動は、精神を安定させてくれる脳内のセロトニン神経を活性化させてくれる。 といった効果があるからだ。 森林療法カウンセリング http://www3.plala.or.jp/kaseian/forestcounseling.htm

心理検査(8)新訂版・自閉症・発達障害児教育診断検査(PEP-R, Psycho-Educational Profile, Revised)

 自閉症児の発達尺度、行動尺度を評価する検査である。発達年齢として、7歳まで評価できる。高い知能を持っていると確信できても、自閉症児に、一度は試みるべき検査である。(意外なほどの低い成績に驚くことが少なくない。)

心理検査(7)田中・ビネー式知能検査

 一般的知能水準を測定する。検査適応年齢が広く、知的年齢1歳から成人まで幅広く使用できる。

「節分」って何?

 2月3日は、節分だ。  そこで、2月1日の金曜日の短学活で「2月3日は、節分ですね。」と話し始めた。すると、生徒の一人が「節分って何ですか?」と質問をした。どうやら、節分というのをやったことがないらしい。  その子の家では、文化的な行事をやってこなかった(教えなっかった)ようだ。  「玄関に、柊とイワシの頭(地方によってはさんまの頭もあるらしい)を飾り、豆まきをする行事だよ」と伝えた。  そして、  「本当は、節分は年に4回ある。季節の変わり目である、立春、立夏、立秋、立冬の前だ。立春の前の2/4の節分が有名になった。」ということを付け加えた。

心理検査(6)K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー

 K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー(Kaufman Assessment Battery for Children)  個別教育計画の立案の補助、効果判定に用いられる検査である。2~12歳に使用できる。  継時処理尺度[手の動作、数唱、語の配列]、同時処理尺度[魔法の窓、顔さがし、絵の統合、模様の構成、視覚類推、位置さがし]、習得度尺度[表現語彙、算数、なぞなぞ、ことばの読み、文の理解]で評価する。  潜在能力(素質と言っても良い)と履修結果との比較ができる。

「リタリン」「コンサータ」「ストラテラ」

 2008年1月30日の朝日新聞に、「成人ADHD 治療手詰まり」という記事が出ていた。  脳の一部がうまく機能せず、日常生活に支障をきたす注意欠陥・多動性障害(ADHD)は従来、子どもに特有だと言われてきた。だが大人になっても症状が治まらない「成人ADHD」の存在が指摘されている。ただ、国内の医療環境は発展途上。以前は適応外で処方されていた「リタリン(塩酸メチルフェニデート)」も使えず、治療薬は1つもない状態だ。  小児ADHD治療薬では、リタリンと同じ成分で効き方が穏やかな「コンサータ」が昨年12月に販売された。適応は18歳未満。リタリンと同様に厳しく販売が規制されており、成人には適応外でも処方できない。  また、国内では初めてとなる成人ADHD治療薬「ストラテラ」が臨床試験(治験)中。だが発売は早くても3年後という。  「Strattera (ストラテラ) 成分名. Atomoxetine (アトモキセチン)について、調べてみた。  ストラテラは、アメリカFDA(連邦食品医薬品局)が2002年に認可したADHD(注意欠陥多動性障害)治療薬。子供から成人まで使用可能。  日本イーライリリー株式会社がADHD治療薬(アトモキセチン塩酸塩:商品名ストラテラ)の治験を終了し、6月27日付で厚生労働省に承認申請を行った。  ライバル会社のヤンセンファーマによる別のADHD治療薬(塩酸メチルフェニデート:商品名コンサータ)の承認申請から遅れること1年以上、ついにイーライリリーも承認申請まで行き着いたようです。  日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:ニュートン・F・クレンショー)は、6月27日付けで、アトモキセチン塩酸塩(一般名、以下アトモキセチン)を注意欠陥/多動性障害治療薬として承認申請を行いました。  アトモキセチン(海外での販売名Strattera)は2003年1月の米国での発売以来、現在74ヶ国で承認、55ヶ国で販売されています。  現在、日本でAD/HD治療薬として承認されている薬剤はありません。海外では、中枢神経刺激薬と非中枢神経刺激薬が承認、使用されており、アトモキセチンは非中枢神経刺激薬に分類される唯一の薬剤です。その薬理作用は、ノルアドレナリンの神経終末への取り込み過程を選択的に阻害しますが、ドパミンの取り込み過程には殆ど作用しません。ノルアドレナリンは注意および衝動制御の調節経路に関与していることから、シナプス間隙におけるノルアドレナリンを増加させることで、AD/HDに対する作用を発揮していると考えられています。アトモキセチンは中枢神経刺激薬と異なり、不眠、覚醒・興奮、薬物依存・乱用、運動障害(チックなど)等の発現頻度は低いことが海外での臨床試験等で報告されており、海外主要国では第一選択薬のひとつとされています。  AD/HDは、主に小児期に発症し、多動性、不注意、衝動性の3つを中心的な症状とする発達障害です。年齢が上がるにつれて多動性がなくなり、見かけの上では症状が目立たなくなることから、かつてAD/HDは成長するに従って改善される病気と考えられていました。しかし、その後の研究から、成人になっても何らかのAD/HDの症状が持続することが分かっています。  今回の申請は小児・思春期のAD/HDへの適応ですが、日本イーライリリーでは今後、成人でのAD/HDの適応取得のための臨床試験の実施を予定しています。 http://www.lilly.co.jp/CACHE/news_2007_17.cfm

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