全国学力テスト 読み取り、表現力がダメ

 全国学力テストの結果が発表された。いろいろと分析されているようだ。 ・国語の読み取る問題の正答率が低かった。 ・国語の自分の考えを書く力が低い。 ・算数で「割合の概念を理解し、例示された考え方の違い」「折れ線グラフや方グラフの特徴を読み取り」の正答率が低かった。自分の判断の理由を言葉や式で記述する力が低いからである。 ・就学援助を受けている子どもたちが多い学校ほど平均正答率が低くなっており、学力にも「格差」がある。 ・子どもたちのテレビやDVDの時間が増えており、読書の時間が減っている。 ・家族と積極的に話す子どもたちは正答率が高い傾向がある。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080829-00000951-san-soci  こう見ていくと、「学習や生活の環境の問題」、「子どもたちの読解力や表現力の低下」が浮かび上がっているのではないだろうか。(最近、洋画が字幕より、吹き替えの方が人気があるという。日本語を読むことがめんどうくさい日本人が増えたということだろう。)  また、表現できないということは「表現する内容がわからない」、つまり「自分で考えることができない(思考力の低下)」ことなのかもしれない。
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学習指導要領 解説

 学習指導要領解説が、文部科学省のホームページで公開されている。7月にアップされたようだ。でも、膨大な量だ。「総則」の解説だけでも100ページ以上に及ぶ。  パソコン上で読むのは大変だ。プリントアウトしたい。でも、これをプリントアウトしても読むのは大変なことだ・・・というか、すべてプリントアウトしたらお金がかかる。  教科や領域の解説までプリントアウトしたら一体いくらかかるのだろう?  本にしてほしいなあ。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chukaisetsu/index.htm

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新学習指導要領<特別支援学校等の助言又は援助>

 「中学校 学習指導要領」のP.18「第4 指導計画の作成等に当って配慮すべき事項」の(11)に「障害のある生徒などについては、特別支援学校等の助言又は援助を活用しつつ(後略)」と書いてある。  ここでいう「障害」とは、具体的にどういうことを言っているのだろう?障害のある生徒は今までは特別支援学校(養護学校)に通っていたと思う。とすると、ここでいう「障害」とは、発達障害のことだろうか?  さらに、この文章の内容から考えると、特別支援学校は、相談の窓口を設けたり、人材を派遣するなどして、いつでも相談に乗ってくれたり、支援をしてくれたりするシステムになるのだろうか?  現実にどうするのかよく見えてこない。

新学習指導要領 10分モジュール

 「中学校 学習指導要領 平成20年3月 告示」を読んでいて思ったこと。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/index.htm http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chukaisetsu/index.htm  P.17「第3 授業時数等の扱い」「3」に「10分間程度の短い時間を単位として特定の教科の指導を行う場合において、(中略)その時間を当該教科の年間授業時数に含めることができる。」と書かれている。  現行の学習指導要領が施行された時(2001年か2002年だったと思うが)、「朝読書を10分間して、それが1週間で50分になる。10分モジュールで総合的な時間1コマ分のカウントにする」と提案したことがある。(子どもたちのコミュニケーション能力が下がっているので、強制的に読書させることは、活字離れを防ぎ意味があることと考えた。)  しかし、地教委に、「10分のモジュールは短すぎる。モジュールは小学校の最小単位が15分、中学校は25分とする」と指導された。  その、2、3年後、民間人校長で有名になった杉並区の和田中の実践の本に、「朝読書10分が1週間で総合1コマとしてカウントされている」ということが書かれていたのを読んだ。「どうして杉並区はOKなのに、こちらはダメなの?」と思った。  これは、地教委の指導主事の学習指導要領の解釈の違いによるものではないだろうか?上ばかり見ている《ヒラメの構造≫だ。子どもたちに力をつけ、さらに時間を有効に使うことを考えていないのではないだろうか?  新学習指導要領では、10分がモジュールとして認められると文字化されている。これは好ましいことなのかもしれない。  文科省も現場の生の意見をどんどん聞いてほしい。地教委を通すと、曲がってしまうことがある。

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新学習指導要領の伝達講習に思う

 新学習指導要領が発表され、教育委員会の指導主事は文部科学省の講習会に参加したようだ。何日に及ぶ講習なのか(または何十時間に及ぶ講習)だったのかは知らない。  夏休みに、各学校の代表が集められ、それのを数時間で伝達講習を受けた。学校の代表は、学校に戻り、それを数十分で伝達する。  これで、文部科学省の意図が、正確に伝わっているのだろうか?文科省は、これで全国に伝えること(一般化すること)ができたと考えているのだろうか?伝達している者の解釈が入ると内容が曲がってしまう。  現行の学習指導要領でも、解釈の違いにより、「支援」の名のもとに「自主性」が強調され、「指導」することが無くなり、子どもたちが自分勝手に行うということが発生した学校がある。(現行の学習指導要領では、「指導」という言葉は登場するが、「支援」という言葉は出てきていないはずである。「学習指導要領」であり「学習支援要領」ではない。)  せめて、文部科学省が指導主事に行った講習会の内容をICレコーダーで保存しておき、テープ起こしをして本にまとめてほしい。そうすれば、途中で伝達者の解釈が入り、歪曲して伝わることはないだろう。

学校で使えるカウンセリング

 諸富 祥彦(明治大学教授)の講演会に行ってきた。講師の先生は、夏休みは講演会で、休みなく日本中を飛び回っているようだ。  勉強になった。 (1)保護者会でエンカウンター  保護者と保護者、保護者と教師の人間関係。モンスターペアレントを出さない。  4人一組。5人は多い。3人は危ない。  時間は20分、多くても30分。  時間を区切る。一人5分ぐらいがいい。大きな拍手で区切る。 (2)難しい保護者が増えている。  単独系モンスター、軍団系モンスター  本当に辛い時は、やめない方がいい。 (3)保護者と信頼関係を勝ち取るコツ ・ピンチはチャンス ・まめであること ・明るさ ・気さくな先生 (4)学校アセスメント  どこに問題があって、何を目指せばいいのか (5)キャリア教育  小学校から重要  男が元気がない コミュニケーション能力が下がっている 責任を負いたくない、リスクを負いたくない  小学生、家事手伝いを男の子にさせる  七転び八起きの教育 学校教育はゆるくなっている チャレンジできる子どもに育てたい  自分で課題を作る 自分でノルマを決めて仕事をこなしていく  今の成績ではなく10年後、20年後、30年後のことを考えよう (6)学級作り 安心感のある学級 ・人を傷つけることを言わないようにしよう ・人の話を黙って聞く(メリハリのある学級)  ゆるい学級は、ざわざわ感が続く→荒れていく  安心感は、ルールと秩序が守られたクラスから生まれる 「君の力が必要だ」 http://www.morotomi.net/ お勧め図書 『モンスターペアレント!?―親バカとバカ親は紙一重』(アスペクト) 『「7つの力」を育てるキャリア教育―小学校から中学・高校まで 』(図書文化社) 『さみしい男』(ちくま新書)

茶髪の親子

 スーパーに買い物に出かけた。  茶髪の母親が茶髪の子供を連れていた。それも、小学校低学年くらい・・・。その小学生は自分の意志で自分の髪の毛を茶髪にしたのだろうか?(幼い子に、そのような意思があるように思えない。)  その頭で小学校に通っているのだろうか?  小学校はどのような対応をしているのだろうか?  指導に対して親はどう反応しているのだろうか?  難しい世の中だ!

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一般目標と行動目標

 「一般目標」と「行動目標」、どう違うのか。明確に書かれているのもが見つからない。  指導案や論文を書く時、なんか、言葉をひねっているだけのような気がする。問題は、内容だと思うんだけど・・・。 <色:#0000ff>一般目標 GIO : General Instructional Objective 1)知識,技能の学習がなぜ重要か=それらがどのように利用されるか,それによって学習者のニードがどのように満たされるかを明らかにする。(目的を明記する=・・・・するために) 2)総括的な概念をもつ動詞を用いて表す。   動詞:知る,認識する,理解する,感ずる,判断する,価値を認める,評価する,位置付ける,考察する,使用する,実施する,適用する,示す,創造する,身につける 3)必要な目標分類(認知・態度・技能)を総括的に含める。 4)・・・・のために を文頭にまとめてもよい。 行動目標 SBOs : Specific Behavioral Objectives [学習指導の成果を生徒の行動の変容としてとらえる教育目標] (生徒が)~することができる。  学習単位の一般目標を達成するために どのようなことができるとよいか具体的言葉で書く。 1)学習者を主語として書く。 2)動詞を含む文章とする。 3)「理解する」のような概念的言葉でなく,観察可能な行動を具体的に表す。 4)一般目標と関連していること。 5)到達レベルを書く。 6)認知,態度,技能をわけて書く。 【認知領域】 列記する,列挙する,述べる,具体的に述べる 説明する,分類する,比較する,対比する,類別する,関係づける,解釈する 予測する,選択する,同定する,弁別する,推論する,予測する,公式化する 一般化する,使用する,応用する,適用する,演繹する,結論する,批判する,評価する 【情意領域】 行う,尋ねる,助ける,コミュニケートする,寄与する,協調する,示す 見せる,表現する,始める,相互に作用する,系統立てる,参加する,反応する,応える 【精神運動領域】 感ずる,始める,模倣する,熟練する,工夫する,実施する,行う,創造する 挿入する,操作する,動かす,手術する,触れる,調べる,準備する,測定する http://www5a.biglobe.ne.jp/~totatu/gaiyo.html http://socyo.high.hokudai.ac.jp/FD/mokuhyou.html

部活動 試合に出たがらない生徒

 昨日から、「陸上男子110メートル障害1次予選で中国の劉翔が棄権した」と、ニュースやワイドショーでよく放映されている。最初の放送では、「劉翔選手が棄権、理由は分からない」と伝えていた。それを聞き、「金メダル連覇のプレッシャーに耐えられず、棄権したのかな」と思った。  しかし、その後の放送で、怪我のためだということだった。  このニュースとは直接は関係ないが、ふと思い出したことがある。  最近、負けるのを嫌がる生徒(失敗を嫌がる生徒)が増えているような気がする。(嫌がるというより怖がると言った方がいいのかもしれない。)そのため、部活動の試合にも出たがらない子どもがいる。  この原因を考えてみた。  最近の学校教育や地域の遊びの中で、勝敗のあるもの(上下関係のできるもの)が取り除かれてはいないだろうか?  例えば、運動会。みんな一斉にスタートし、手をつないでみんなでゴール、つまり、みんな1着という小学校があると聞く。  子どもたちから競い合うことをなくしてしまっている。  勝負には勝ち負けがあるのは当たり前だ。将来、入試や入社試験には合格するものもいれば、落ちる者もいる。フリーターやニートが増えているのにもこのへんに原因がないだろうか。  また、教師が子供を見降ろしてはいけないと、教壇がない小学校があると聞く。みんな平等だと学級委員や児童会長がない小学校もあると聞く。  上下関係をなくしてしまっている。学校卒業後の人生には上下関係が必ず付いているのではないだろうか?  打たれ強い生徒、失敗してもまた頑張る生徒を育てていかなければならない気がする。

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個別の教育支援計画と個別の指導計画

 「個別の教育計画」「個別の指導計画」と似たような言葉がある。「個別の支援計画」という言葉も聞いたことがある。似たような表現ばかりで、どこが違うのだろう?もっとすっきりした表現にしてほしい。  「個別の教育支援計画」とは,福祉,医療,労働等の関係機関が連携して,障害のある幼児児童生徒一人一人のニーズに応じた支援を効果的に実施するための計画で,中・長期的な視点で乳幼児期から学校卒業後まで一貫して的確な教育的支援を行うために作成するものです。   新障害者プランで示された「個別の支援計画」のうち,学齢期において教育機関が中心となって作成するものに該当し,各学校において策定することが求められています。 「個別の教育支援計画」について http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/018/toushin/030301h.htm  「個別の指導計画」は,障害の状態等に応じた,きめ細かな指導が行えるよう,学校における教育課程や指導計画,当該児童生徒の「個別の教育支援計画」等を踏まえて,より具体的に児童生徒一人一人の教育的ニーズに対応して,指導目標や指導内容,方法等を盛り込んだ指導計画です。作成に当たっては,学校と保護者が連携して作成します。  特別支援学校や特別支援学級においては,従来から障害のある児童生徒を指導するに当たり「個別の指導計画」を作成していきましたが,通常の学級に在籍して特別な教育的支援を必要とする児童生徒についても,適切な指導・支援,評価を行うために「個別の指導計画」の作成・活用が重要となります。 「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」 http://www.aichi-c.ed.jp/contents/shien/index.htm  各学校では「年間指導計画」というものを作っていると思うが、こちらとの兼ね合いはどうなっているのだろう?両方作る必要は、ない気がするが・・・。

ICFを個別の教育支援計画にどう生かすか

 ICFの研修会に参加してきた。テーマは「ICFを個別の教育支援計画にどう生かすか」。ICFとは何か、インターネットで調べてみた。  ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)は、2001年5月に開かれたWHOの総会で採択された人間の生活機能と障害に関する状況を記述することを目的とした分類であり、健康状態、心身機能、身体構造、活動と参加、環境因子、個人要因について、1424項目に分類している。  分類項目は、『ICF国際生活機能分類』(中央法規出版)参照。  障害のある人だけではなく、全ての人を対象としたもの。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpta/05-data/icf_jpn/index.html  「障害者基本計画」(2002)にも「ICF(国際生活機能分類)については、障害の理解や施策推進の観点からその活用法を検討する。」(3 障害の特性を踏まえた施策の展開より)と出ている。 参考図書 『ICF(国際生活機能分類)活用の試み―障害のある子どもの支援を中心に』国立特殊教育総合研究所 ジアース教育新社 『ICF及びICFーCYの活用:試みから実践へ -特別支援教育を中心に-』国立特別支援教育総合研究所 ジアース教育新社  (ICF-CYとは、International Classification of Functioning, Disability and Health version for Children and Youth,(児童青年期版)のこと)

RDI(自閉症・アスペルガー症候群を対象とした対人関係指導プログラム)

 自閉症児の中核症状を治すという視点にたったプログラムがRDI(Relationship Development Intervention)である、という記事を見つけた。インターネットで調べてみた。  対人関係発達指導法(RDI)は、1996年にはじまり、今も進行中の、臨床発達と研究に関するプログラムから生み出された成果です。自閉症スペクトラムのすべての人たちが、認知、情動、コミュニケーション、社会性に関する手段をもちたいと望むことは当然のことであり、そういった手段を発達させることは可能だ、と私たちは信じています。そのような手段があれば、自閉症という障害のためにほとんど常に奪われてしまっている、豊かな「生活の質(QOL)」を取り戻すことができるのです。  RDIは、世界中の第一線の研究所の人びとが科学的に合意するに至った内容を土台とした、自閉症治療の新しい時代を代表するものです。自閉症の研究者たちは、自閉症者に認められる、知覚、認知、情動面での障害の特徴的なパターンを明らかにしてきました。これらのパターンは、それぞれの自閉症者のもつ能力や障害の状況にかかわらず、普遍的に存在するものです。神経学的には、これらの特徴的なパターンは、脳機能の統合における発達がうまくいっていないことに関係しています。そして、このような、知覚、認知、情動面での中枢的な障害に対しての取り組みや治療教育を行わない限り、自閉症スペクトラムの大多数の人たちの「生活の質」は低いものにとどまるだろう、という証拠が示されてきています。  これまでの指導法とは異なり、RDIは、自閉症の核心をなすこのような障害の治療法として、特別に作り上げられたものです。つまり、基礎にある情報処理障害そのものを直接の標的としており、自閉症の核心となる問題に取り組むことなく、応用の利かないスキルや環境に適応するためだけの行動を教えることでよしとしているわけではありません。RDIがめざしているのは、このような障害に対する、系統的で長期間に及ぶ治療教育を行うことによって、自閉症スペクトラムの人たちが、結婚したり、親から自立したり、家族に対して何らかの貢献をしたり、あるいは、意義のある職業についたり、お互いに満足できる友情を発展させたりする可能性を取り戻すことです。  集中的かつ徹底的に、認知・情動・社会面における再構築を行いさえすれば、自閉症スペクトラムの人たちも、神経系による情報処理の柔軟性と複雑性を発達させ、新しい脳神経回路を築くことができる――これが、RDIの基礎となっている信念です。ディスレキシア、強迫神経症、うつ病などの障害では、子どもでも大人でも、認知面での指導を行うことで、神経学的な処理機能を明らかに変化させられることがわかってきています。また、現代の神経学的な研究によって、人間の脳が一生を通して驚くべき可塑性をもっていることが明らかにされてきました。脳は人間の成長のある時点で「固定」されるものではなく、また、この年齢を超えるともう変化が起こせない、といった「臨界年齢」もないのです。  RDIのプログラムの中心となる目標は、自閉症スペクトラムの子どもの親を訓練して、かれらの子どもの活発な知性が先へ先へと発達し続けられるように、指導者としての役割を担ってもらうことです。両親は、子どもが流動的に考えたり知覚したりすることを学べるように、その学習のプロセスを、小さくて単純な要素に分解する方法を教えられます。たとえば、情報のフィードバックシステムの速度を落としはっきりと目立たせることで、親と子の双方が、お互いに反応しやすくすること、コミュニケーションの環境を変化させて、経験共有のコミュニケーションを強調すること、それぞれにつながりのない台本どおりの行動を、ほかの人を参照することで自分の行動を調整する活動に置き換えていくこと、ガイドつき参加のプロセスを、毎日の家庭生活の中で般化させることなど……。  最後に、予備研究の段階ではありますが、RDIの指導効果を明らかにした最近の論文を紹介します。“the Journal of Autism and Developmental Disorder”(自閉症と発達障害研究)という学術雑誌に受理されたものです。RDI指導を最低8か月受けた自閉症スペクトラムの子どもたちは、自閉症診断法として最も評判の高い、自閉症診断観察尺度(ADOS)を用いた測定で、核となる自閉症の症状が有意に減少していました。平均16か月の指導を行った後では、50%を超える子どもたちが、ADOSの基準によれば、もはや自閉症スペクトラム障害と判定されなくなっていました。対照的に、従来の集中的指導法を受けていた子どもたちでは、これらの核となる領域で有意な改善を示しませんでした。RDI指導を受けた子どもたちは、また、通常の教室内で支援を受けずに行動することや、予期せぬ変化に対して柔軟に、また情緒的にも前向きに対応することが、以前よりはるかにうまくできるようになっていました。 http://www.creates-k.co.jp/books/55_1.htm  RDIは米国テキサス州のDr.GutsteinとDr.Sheelyによって開発された、まったく新しい自閉症治療法で、2001年より、全米だけでなく、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパでも新しいアプローチとして注目されています。  自閉症スペクトラムにある人の多くは、IQも高く、言語能力があり、社会のルールに従うなどのソーシャルスキルを身につけています。にもかかわらず、絶えず変化する周りの状況に柔軟に対応することや、人と心を通わせることができにくく、社会自立が困難となっているのはなぜでしょう。そこには、乳、幼児期に誰もが築いたはずの発達段階を踏んでいなかったという大きな原因があるといわれています。それは、将来、人と関わるために不可欠なステップなのです。そして、その機能を果たす脳の部分は幼児期に完成してしまいます。  自閉症は行動的な障害でも、社会性の障害でもありません。脳のある部分が引き起こす情報処理能力の障害であり、IQ、言語能力に関係なく、スペクトラムにある人々はみな、この脳の部分に問題が見られるといわれています。そして、最近の研究で、その改善が可能ということがわかってきています。  その脳の部分を集中的に矯正し、失われた段階を取り戻そうというのがRDIの理論であり、長い目で見た人生の質に焦点を当てて行われるものです。 http://www.mmkodomo.com/sub1.html

医学の現場、教育の現場では、本物だけが通用する。

 昨日の教育雑誌の別のページからの引用。  子どもの世界には「表文化」と「裏文化」の2つがある。  表文化、それは「ピアノが上手」「走るのが速い」「算数が得意」など、学校の授業などの中で展開される文化だ。  裏文化とは「めんこが上手」「とんぼの捕り方がうまい」「抜け道を知っている」など子どもの遊びの中で通用している文化だ。  優等生女子は、表文化が強い。やんちゃ坊主は、裏文化が強い。子どもの強さは、「表文化」「裏文化」の両方を持つとき生まれる。ところが、通常の学校の教育活動では、「児童会活動」の「係り活動」の中に「生き物係り」を入れることぐらいしかない。  そこで「子どもの遊びのオリンピック」を作ることにした。種目は多い方がいい。100以上。「靴とばし」「ぞうきんがけ競争」「まめつまみ」「空き缶つみ」「紙ちぎり」などの種目を考え出した。全国順位のシステムも作った。子どもの遊びの「チャレンジ・ランキング」である。これが「チャレラン」だ。  チャレランの広がりから「ペーパーチャレラン」が生まれた。  「学習ゲーム」と「学習パズル」は原理が異なる。「学習ゲーム」の解答は、複数でなければならない。何回もできるのである。つまり「拡散的思考」なのだ。  「学習パズル」は「歴史パズル」のように「覚えていたことを速く思い出す」ゲームである。答えは一つ。集中的思考なのだ。現在「脳のトレーニング」などが、平積みされているが、すべて「覚えていたことを速く思い出す」集中的思考なのだ。漢字や計算スキルはその代表だ。「学習ゲーム」といいながら、実は「学習パズル」が混在している本がほとんどだ。  この「学習ゲーム」の最新の形態が「ペーパーチャレラン」である。ペーパチャレランは、何十種類、何百種類もあるが、最初に全国的に有名になったのは「毛虫チャレラン」である。毛虫君が「持ち点1」を「迷路」を通りながら、育てていくというゲームだ。B41枚で、答えは何千種、何万種になる。教室でやると、シーンとなる。必死で、子どもたちが取り組む。点数の高い子の答案を3名~5名ぐらいを黒板に貼る。「1位、2位」と書いてである。後からやった子が、それを超えると、自分の点数を貼り、落ちた子の答案を、その子に「残念でした」と渡す。黒板前は、交流の場となる。  子ども達が変化をする。 第1に、やる気になる 第2に、集中する。 第3に、なんでも挑戦する。 第4に、負けても、へこたれない。 第5に、「チャレラン」のルールを守るようになる。 第6に、子ども同士の交流、コミュニケーションが展開される。 第7に、賞状をもらい、充実感、達成感を味わう。 第8に、クラスが1つにまとまる。  教室がまとまり、子どもがやる気になり、子どもの学力が急上昇し、授業が楽しくなるのである。このように「すごい効果のあるペーパーチャレラン」だが、それは「教育の世界だけの話」だと思っていた。ところが、今から4年ほど前、慶応大学医学部から申し込みがあった。「統合失調症の訓練プログラムには、ペーパーチャレランが最適と思うので、活用する許可と、できたら研究へのご協力をいただきたい。」  後で、慶応大学医学部の研究室の中心となった根本医師によれば、次のようなことであった。 1、精神病理で最も難しい病気の一つである統合失調症(昔は精神分裂病といわれた)でも、効果的訓練が可能だ。 2、そのプログラムには「拡散的思考」のゲームなどが考えられる。 3、集中的思考では、効果はないだろう。  そして、3年、研究の成果は「第3回統合失調症研究会」で、平成19年2月に発表された。この研究会には、東大、京大など全国の40大学の医学部が「統合失調症」の研究を調査していた。そのうち、20大学が入賞した。そして、慶応大学医学部精神神経科学教室の研究報告が、全国1位の最優秀賞に選ばれたのである。  研究報告では「情動的引きこもり」「疎通性の障害」「意欲低下による社会的引きこもり」「運動減退」「自主的な社会回避」の5項目で、ペーパーチャレランの訓練効果が認められた、となっている。  この研究では、いわゆる脳トレの「計算・漢字による訓練プログラム」も同時進行で実施されたが、「計算・漢字群」は、効果がなかったのである。  この後、ペーパーチャレランによる訓練プログラムは、プラハの国際大会で報告され、高い評価を得たという。いくつかの外国から、講演を依頼されたという。

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アスペルガー障害の学生たちが熱中したペーパーチャレラン

 「教室ツーウェイ」2008年9月号(明治図書)に、翔和学園教育ディレクターの伊藤寛晃先生の記事が載っていた。  翔和学園は30人ものアスペルガーの青年を受け入れ、自立させていっているという。  休み時間、22人の学生が席に着いたままプリントに集中している。時間変更を嫌う学生が多い翔和学園では、今までに一度も見たことがない光景である。  ペーパーチャレランを初めて行った日、教室には静寂と歓声が交互に訪れた。2コマ続きの授業であったが、その間にいくつものドラマが起きた。そのいくつかを紹介する。  しばらくは、A君(19歳・広汎性発達障害)のトップが続いた。彼は進学校を卒業していて学業優秀である。記録更新を目指すように促したが、「大丈夫ですよ」と余裕の表情でくつろいでいる。  しかし、あっさりその記録はB君に破られた。B君(19歳・広汎性発達障害)は劣等感を強く持ち、「僕は駄目だ、死にたい」とパニックを起こすことが多い。そのB君がトップに躍り出たのだ。教室中が拍手に包まれ、B君は「僕、今、スターですか」と尋ねて来た。私は「スーパースターです」と答えた。  A君がパニックを起こした。「そんなわけない」と叫び続けながら、2枚目にとりかかった。私は「大声を出す人は失格にします」と全体に伝えた。A君は「静かにしなきゃ」と囁きながら取り組んでいる。再びA君が1位になる。その時私は、「1位になれたことより、自己制御できたことが立派でした」と褒めた。A君は力強く「はい」と返事した。  しかし、B君が抜き返す。だが、今度はA君は静かにそれを受け入れることができ、三度目に挑戦していた。一度パニックを起こしたA君がこのようにスッと落ち着くのは初めてのことであった。  ところで、B君はその日の帰り、「先生、今日はほぼ完璧な1日でした」と言って帰って行った。母親からもお礼のメールをもらった。  授業終了のチャイムと同時に、Cさん(18歳・広汎性発達障害)がニヤニヤしながら私のところへ歩いてくる。普段の授業では、何かと理由をつけて授業を抜け出すことの多いCさん。また、言葉も乱暴で教師の注意もなかなか聞かない。そんなCさんが、こらえきれず出てしまったというような笑顔でプリントを見せに来た。ダントツ1位。大逆転であった。  自分で1位の枠に自分のプリントを貼り付けた瞬間、野太い歓声と盛大な拍手が起こった。こんなに騒がしい時、普段なら険しい顔をして耳をふさぐ。しかし、その時は、真っ赤な顔をして、笑顔を皆に向けた。  終了後の休み時間、そのプリントに人だかりができた。その中にCさんがいた。仲間たちから声をかけられ、それに応じている。入学してから2ヵ月、仲間と笑顔で話している姿を初めて見た。  Cさんはそれ以来、授業を抜け出さなくなった。 「翔和学園」 http://www.showa-gakuen.net/

QTConverterで音源変換

 コンピューターで3gpからwavにファイルを変換したくなった。  フリーソフトを探してみた。いくつかヒットしたが「QTConverter」を使うことにした。このソフトは、携帯の動画を変換するフリーソフトのようであるが、音楽も変換できた。 「QTConverter」は、  ・3gp、3g2、amc、avi、flv、mp4、movなど、QuickTimeみ対応したさまざまな動画形式のファイルの相互変換が可能 ・bmp、jpg、pngなどの静止画ファイルへの変換も可能 ・オプションの開発キット(SDK)を使えば、PHP、ASP、ASP.NETなどのWEBアプリケーションに動画変換機能の組み込みも可能 ・最新版は http://meetingpoint.jp/hoppysoft/ をご確認ください。 http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se378055.html

レコード盤の再生にレーザーターンテーブル

 レーザーターンテーブルというものを知った。  もうレコードプレーヤーは手に入らないことが多い。そうすると、今までのレコードが再生できない。レコードは処分するしかないのか?しかし、レーザーターンテーブルを使えば、レコード盤を再生できる。(レーザーターンテーブルは、レーザーでレコード盤の溝を読み取り再生するというものである。)  「これは、いい!レコードが再生できる!」と思った。調べてみた。高価だった。個人では買えそうにない・・・。  レーザーターンテーブルは、デジタル変換を一切せず、アナログのままレコード盤を再生する究極のアナログ・レコードプレーヤーです。  カラー・レコード(赤盤など)、ピクチャー・レコードは、レーザー光線が透過してしまうため再生不可能です。 LT-1LRC (LP/EP再生機) 30cm/25cm/17cm オープン価格 LT-1XRC(LP/EP/SP再生機) 30cm/25cm/17cm オープン価格(\\1,330,000) LT-2XRC(LP/EP/SP再生機) 30cm/28cm/25cm/23cm/20cm/17cm オープン価格(¥1,430,000) 「株式会社エルプ」社長:千葉三樹 http://www.laserturntable.co.jp/

テプラをコンピュータで使う

 シールを作る「TEPRA(テプラ)」、普通のものは、データが残りませんよね。でも、コンピュータにつなぐことのできるものがあります。これだと、データを保存できるので、何度でも呼び出して印刷できます。いちいち打つ必要はありません。(キーボード付きで普通に使えて、かつ、コンピュータにつなげるものと、コンピュータに専用につなぐものの2種類があるようです。)  コンピュータのキーボードで入力できるので、打ちやすい。  しかも、EXCELから「流し込み印刷」ができる。(名簿などEXCELのデータがそのまま使えます。) TEPRA SR3900P http://www.kingjim.co.jp/products/electronic/tepra/index.html

中とじ適合ホッチキス「ナカトジ~ル」

 冊子を作っていて、中綴じをしたくなった。  中とじ製本用ホッチキスを買うと、3,000円~22,000円もする。  中とじカンタン!多機能スケール「ナカトジ~ル」(MC-140)というものがあることを知った。税込み\\399だ。普通のホッチキスで、中綴じができてしまう。手軽で便利だった。 http://www.max-ltd.co.jp/

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