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どの子も英単語をスラスラ言えるようになる新教材!

 明治図書より、メール。(2013/10/25 掲載)
 『授業をグーンと楽しくする英語教材シリーズ25 1日5分で英会話の語彙力アップ!中学生のためのすらすら英単語2000』について伺いました。
瀧沢 広人(たきざわ ひろと)
埼玉県秩父郡小鹿野町立小鹿野小学校教諭。大学4年より、教育技術の法則化運動(現:TOSS)で学び、授業を楽しく、わかりやすく、力のつく指導法を研究。その成果を著書に残す。多くの子どもたちが英語が好きになり、活動の多い授業は、生徒を飽きさせない。現在は、達人セミナーやELECなど全国で講演・ワークショップを行っている。

―本書は、『5分間トレーニングで英語力がぐんぐんアップ!中学生のためのすらすら英会話100』の姉妹編となる「すらすら教材」の第2弾ですが、これはどのようなコンセプトで作られたものなのでしょうか?
 上記の前著で紹介した毎時間行う5分間の「すらすら英会話」という“帯活動”は、生徒に英会話力を確実に身に付けさせます。これは明らかです。しかし、ある時、Where did you go last Sunday? と質問すると、I went to.... までは返ってきたのですが、肝心の行った先の場所が英語で言えませんでした。「遊園地」って、英語で何というか知らなかったのです。すると教室のどこからか、「Amusement Parkだろ!」と声がしました。その時、はっとしました。この場合、コミュニケーションが成立するのはどちらでしょうか…。主語・動詞で言えなくても、Amusement Park!と言えれば、コミュニケーションは成立です。となると大事なのはやはり「単語なのではないか…」と気づきました。そこで中学3年間で2000語。「書けなくてもいいから言える単語を増やそう」と思って取り組みを始めたのが、この「すらすら英単語」です。

―「すらすら英単語」は英語授業のどのような場面で使うのがよいでしょうか? 効果的な活用方法を教えてください!
 やはり授業の最初です。教師が「机」というと生徒が「desk」と英語で言います。プリントを見ながらでもいいです。その後、ペアにして、片方が日本語、もう片方が英語を言う活動をさせます。それをペアを変え、何度も行います。部活動の基礎練習のようなものです。その流れで「次は、すらすら英会話…」と言って、会話練習にもっていきます。これは英語のいい基礎トレーニングになります。

―単語を覚えるのが苦手な生徒も多いと思いますが、「すらすら英単語」を使うことでどのような効果が出てくるでしょうか?
 まず「学んだ感」があります。1枚のシートに20個の単語が書いてあるわけですが、意外と生徒は早く覚えてしまいます。つまり、「今日、こんな単語を覚えた!」という達成感があります。次に、同じカテゴリーで単語が並んでいますので、単語を忘れた時には、この「すらすら英単語」が、そのまま「和英辞典」になり、そのページをめくっているのです。ここが便利なところでもあります。

―「すらすら英単語」の中にはどのような単語が取り上げられていますか?
 目次にある通り、最初は中学1年生を想定していますので、「身の回りのもの」や「動物」、「果物」や「野菜」、「Body Parts」や「色や形」…「スポーツ」、「教科名」など、中学1年生の言語活動で使えそうな単語を集めています。さらに動詞でも、「現在進行形でよく使われる動詞」「過去形でよく使われる動詞」「現在完了の経験でよく使われる動詞」など、言語活動をさせたい時に必要になってくる「単語」を集め、言語活動で使用できるような工夫がされています。それらが1枚のシートになっているので、授業に直結していると言えるでしょう。取り上げた英単語・英熟語は本書のサポート情報でも見ることができます。

―最後に、全国で日々英語授業の改善に取り組む先生方へのメッセージをお願いします!
 ほんの小さなところから研究を進めるといいでしょう。研究が進むと、次の課題が自然と見えてくるものです。「すらすら英会話」はスピーチ活動を中心にやっていた時に、「あれ? あんなに上手にスピーチする生徒でも英会話はできないじゃないか…!」と思って、会話力を高めるために始めました。その「すらすら英会話」をやっていくと、冒頭で述べたように、「あれ? 文型は理解しているが、単語を知らなきゃ、通じないよな…」と思うようになり、「すらすら英単語」の発想に至りました。日々、生徒に鍛えられています。
 ということで、ぜひ! 1つのことを、とことん追求し、実践を深めていってください。すると、また違った課題が目の前にでてくることでしょう。それが教師の成長にもなります。共に、児童・生徒の笑顔を見るために頑張りましょう!

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叱られたときの子どもと保護者の気持ちをよみとく

 明治図書より、2013/10/17のメール。
この時期の子どもたち
 子どもを叱らなければならないときというものが、必ずあります。子どもたちはまだまだ成長過程だし、理解できないことも多く、してはいけないことをしてしまうものです。
 子どもは、間違いを起こして、叱られて反省して成長するものですから、教師が叱るというのは教育的行為だと考えます。(体罰や怒鳴りつけることを指しているのではありません。)
 ただし、叱ることには責任が伴うことを忘れてはいけません。叱った後、最後まできちんと始末をつけるということが大切です。最後とは、子どもがそのことを理解し、行動に現すところまでです。そして、その成果や努力を褒めることで終わるべきですね。
担任が気をつけたいポイント
・感情的にならないようにクールダウンする
 だいたい、教師が子どもを叱るとき、子どもの行為に対して腹が立っているときが多いので、なかなか冷静に叱れないものです。しかし、感情的になってしまったら教育ではなくなってしまいますから、心にしっかりと「クールダウン」をおいておかなければなりません。僕もよくそれで失敗をしてきました。難しいことであっても、クールダウンです。
 子どもは叱られると、自分を否定されたとか、先生に嫌われたとか思ってしまいがちです。腹立ちに任せて子どもを叱ってしまうときは、特にその怖れが強くなります。子どもの言動を叱ったのであって「先生はあなたが嫌いだから叱ったのではない」ということを本人に伝えましょう。
・保護者への対策も考えて叱る
 「親が怖くて教師なんてしていられない」と開き直れる時代ではありません。保護者のことは、頭において叱るべきです。微妙なのですが、僕が言っているのは、保護者によって態度を変えろということではなく、叱る以上は、同時に保護者への対策も考えなければ無責任になるということなのです。
 叱られ方や程度にもよりますが、30年前の子どもは、まず、叱られたことを親には言いませんでした。言ったら、さらに親から叱られるからです。「先生に叱られるなんて、恥ずかしいことをするな」というように。
 今は、違います。親は子どもにどうして叱られたのかを聞いて、納得がいかなければ学校へ連絡します。子どももそのことを知っていて、自分に都合のいい言い方をします。
 こんなことを書くと、「子どもを信じていないのか」とおっしゃる先生もいらっしゃるかもしれませんね。でも、今の子どもは、そんなに甘くありません。けっこう、したたかです。
・先手必勝。叱ったことを連絡する
 叱った内容にもよるのですが、叱ったことについては、保護者に連絡を入れる方が良いと思います。保護者に連絡を入れるということを頭においていたら、叱るときに、より正確に事実を確かめてから叱るようになるでしょう。
 また、保護者に伝えるときは、何よりも事実が大切ですが、子どもの悪口ばかりを並べ立てて言うべきではありません。叱ったこと以外に、最近の子どもの姿を語れると良いでしょう。
・多賀先生からのワンポイントアドバイス
 子どもの良い姿、認められる行為などを日々、記録しておくことが大切です。その記録が、子どもを深く理解することに役立ちます。そして、何かあったときに、保護者との話をスムースに進めることにも使えるのです。
 僕の前任校のモットーは「常に備えよ」という言葉でした。何かあってから考えるのではなく、常にいろいろなことに対応できるべき準備をおこたらないことが、学級教育でも大切だと思います。
o 参考:「多賀マークの教室日記」しかり方・ほめ方10箇条
多賀 一郎(たが いちろう)
 神戸大学付属住吉小学校を経て私立小学校に長年勤務。元日本私立小学校連合会国語部全国委員長。現在、追手門学院小学校講師。専門は国語教育。親塾を神戸と大阪で主催して、保護者教育に力を注いでいる。また、教師塾やセミナー等で、教師が育つ手助けをしている。絵本を通して心を育てることもライフワークとして、各地で絵本を読む活動もしている。
『はじめての学級担任4から学べる!成功する授業づくり』『小学校国語科授業アシスト これであなたもマイスター!国語発問づくり10のルール』(明治図書)『子どもの心をゆさぶる多賀一郎の国語の授業の作り方』『全員を聞く子どもにする教室の作り方』『今どきのこどもはこう受け止めるんやで』(黎明書房)など、著書多数。

”気になる教職員”洗い出し

 2013年10月18日付けの「静岡新聞」を頂いた。1週間ほど前の新聞だね。たび重なる教職員の不祥事のための対策を市教委が市議会で答弁したものらしい・・・。
 個人の責任もあると思うが、教育委員会の任命責任、どうなっているのだろう???
 気になる教員を報告するって、校長と一般職員の人間関係が悪くなるのではないのかい???
 締め付けよりも、教職員に「自己効力感」、「自己有用感」を与えることの方が大切なのではないだろうな???
”気になる教職員”洗い出し 浜松市教委が不祥事対策
 浜松市教委は17日の定例会で、教職員の不祥事の再発防止対策を提示した。5~9月に4人もの小中学校教諭た逮捕された事態を受けての対応。全小中学校と幼稚園の校長・園長に「気になる教職員」を市教委に報告するよう指示し、継続指導しても教員としての資質に問題があると市教委が判断した場合は、改善命令や訓告を出して特別研修を受講させる。
学校抜き打ち訪問も
 新たな対策のうち主な取り組みは、過去の不祥事の事例分析、「気になる教職員」の洗い出しと指導、市教委の学校訪問の強化。
 事例分析は、政令市移行の2007年度以降に発生した11件の不祥事について家庭状況も踏まえて分析する。結果は校長ら管理職にフィードバックする。
 「気になる教職員」の洗い出しは、10月末までに校長・園長が全職員に実施する個別面談を通して行い、私生活や心配事などプライベートな内容も尋ねる。「気になる教職員」は継続して指導し、必要に応じて市教委が直接、本人を指導する。
 学校訪問は、市教委教職員課の指導主事が事前連絡なしに学校を抜き打ちで訪問し、普段の様子の把握に努める。
 教職員課の鈴木直樹課長は「通り一遍の指導ではなく、管理職と市教委が一緒になって一人一人(の教員)を見ていきたい」と述べた。
「不適格者は教職退いて」市教育委員長
 浜松市教委が示した教職員の不祥事の再発防止対策に対し、辻慶典教育委員長は17日の定例会で「公務員の身分保障はあるが、不適格な者が教職にいるのは望ましくない。退いてもらうのが本来の筋」と厳しく言及した。
 不祥事連発の事態そのものを「コンプライアンス(法令順守)のレベルでなく、人事管理の問題との認識はあるのか」と教委事務局や学校を問ただした。「結果的に研修も機能していない」と断じ、公務として研修を扱うこと自体を疑問視した。
 教職員の私的な状況の把握に努めるとした対策に触れ、「家庭的な事情や組織にうっぷんがあるからといって、犯罪を犯すことは正当化されない」と指摘し、「公の教育は社会の全ての人によって支えられている。信頼が損なわれれば全てが瓦解(がかい)する」と危機感をあらわにした。

ネガポ変換

 明治図書より、メール。引用します。
 『女教師ツーウェイ』2013年11月号の特集は、「“ネガ対応”をポジ言葉に変換=便利帳」。巷で話題の『ネガポ辞典』を学校のさまざまな場面に応用して、「ポジ言葉」に変換した対応を紹介しています。
 「速くしなさい」、「座りなさい」、「静かにしなさい」…、こんな言葉が学校やクラスに響き渡っていませんか。学校行事の多い秋、先生方の忙しさはさらに増しているはず。子どもの悪いところばかりが見えて、注意したり怒ったりする言葉が次々と思いつく時は、先生にとっても危険信号なのです。そんな時は、その言葉をぐっと飲み込み一呼吸。今回の特集を参考に、「ネガポ変換」してみましょう。子どもの良いところを見つけて、笑顔でほめることがポイント。さあ、あなたならどんな言葉を子どもたちにかけますか。

悪ふざけツイートを防ぐ従業員教育

 『日経パソコン』2013年10.14号の「焦点」より、「悪ふざけツイートを防ぐ従業員教育」の引用♪
 従業員やアルバイトがTwitterに”悪ふざけ”を投稿し、世間を騒がす事例が目立つ。大学の教育現場でも「若者の幼稚化」を実感することは多い。彼らは、小学生がやるようなイタズラを喜んでいるのである。
 しかも、ネットで全世界に公開してしまうのだから恐れ入る。一度ネットで公開すれば、自分が削除した後も、保存した誰かが公開し続ける。マスコミを含め、世界中に「晒され」続ける可能性が高い。
 経営者としては、他人事とは言っていられない。幼児化した若者は続々と入社してくる。だが、宣伝・広報のためにはソーシャルメディアを全社で活用したい。このジレンマの中で、どうすれば従業員の悪ふざけツイートを防げるのか。経営者の心得を考えてみた。
1.ツイート履歴をよく見て採用
 履歴書と面接だけでは、人の本性は分からない。だが日常的に利用するソーシャルメディアには、その人の人格がにじみ出る。また、ソーシャルメディアを使っていない人は、いざ始めたときに何をしでかすか分からない。
 そこでまず、ソーシャルメディアの活用を採用条件に加えてみよう。そして、発言内容を遡って吟味したい。
2.ネットに残ると子孫が恥ずかしい
 「子孫に恥ずかしくないように」と心に刻めば悪いことができなくなる。目先の利益や個人の楽しみのためにやった悪事が、時代を超えて悪影響を与えると教育しよう。原発事故など公害をもたらした企業に共通するのは、後世の子供たちのことを考えずに暴走したところ。子孫は祖先の愚行を恥じるはずだ。悪ふざけツイートも同じである。
3.従業員が誇りを持てる経営理念
 全従業員がツイートする時代、ブラック企業がネットで炎上する時代だからこそ、心のよりどころとなる崇高な経営理念が大切だ。会社と自分の仕事が、世のため人のためになっていると納得できれば、つらい仕事でもがんばれる。一方、会社だけがもうけて、社会にも役立っていないと思えば、不満ばかりが募る。勢いあまって、悪ふざけツイートや内部告発をしたくなる。
4.毎日の朝礼で経営理念を唱和
 どんなに素晴らしい経営理念も、従業員の心に刻まれるには時間がかかる。経営理念を記した”クレドカード”を全員に配っても、その精神が身に付くわけではない。そこで、前時代的ではあるが、朝礼などに際して全員で唱和するとよい。弊社の経験では、経営理念の唱和を3年ほど続ければ従業員が変わる。ソーシャルメディアで発信するときも、心の軸ができてぶれない。
5.個人の実名で活用を推奨
 弊社では、従業員がそれぞれ個人名でTwitterやFacebookを使い、発信している。仕事も個人も分け隔てなく、必要なら仕事中に発信してもよい。つまり、会社という城の一兵卒ではなく、それぞれ自分の城の城主となるわけだ。そうすれば、自分の城を美しくこそすれ、わざわざ自分で汚すはずがない。
 一方、団体が運営するサイトの中の一人では、集団無責任体制になり、裏で荒れる恐れがある。
6.一番のお客様と経営者が友達
 自分の城=ソーシャルメディアが、大切で特別な場所になるかどうかは、どんな友達とつながるかにかかっている。だから、社員が開設したソーシャルメディアには「一番大切な取引先」から順番にご招待するように勧めよう。そうすれば、お客様を褒めこそすれ、悪口は言わなくなる。社長や役員も最初から友達になれば、会社の代弁者にこそなれ、社内クレーマーにはならない。
7.チェックはしないで権限委譲
 選ぶべき人を選び、従業員の心を一つにする理念を確立し、各人にソーシャルメディアの城を授けたら、思い切って権限委譲をするのが一番だ。いちいち社員の発言をチェックっしていては、管理者も身が持たない。それでも、仕事でつながりが深い得意先・取引先の担当者やパートナーが見守っていてくれる。だからこそ、周囲の人たちに喜ばれるツイートをしたくなるのだ。
久米信行(久米繊維工業会長/T-galaxy.com主宰)
 3.11の原発事故以来、控えていた自転車通勤を復活。目黒区~墨田区で片道約20km。1時間余りの小さな旅だ。道路事情は自転車に不親切だが通勤電車より快適。パソコン疲れの際に、皇居や日比谷公園の緑が易しい。

「学習習慣」とは「家庭学習時間の長さ」なのか?

 明治図書よりメールが届いた。2013年10月第1週号は、「勉強のやり方を教える塾」(プラスティー代表清水 章弘)。引用します♪
 私はプラスティーという「勉強のやり方」を教える塾を東京・飯田橋で経営している。生徒数は150名程度で、「学習の習慣化」をゴールに指導をしている。一般的に「学習の習慣化」と言えば「自宅学習」を意味することが多いが、必ずしもその限りではない。
 私は、学習習慣というものを4つに分けて考えている。まず、「量」「質」の2つに分け、さらに場所で2つに分けている。場所とは、「家庭」と「学校」だ。つまり、「1 家庭での量習慣」(家庭でどれくらいの時間勉強しているか)「2 家庭での質習慣」(家庭でどれくらい質の高い勉強をしているか)「3 学校での量習慣」(学校でどれくらいの時間勉強しているか)「4 学校での質習慣」(学校でどれくらい質の高い勉強をしているか)の4つに分けている。
 一般的に「学習習慣」と言うと、先述のように「1 家庭での量習慣」が議論の対象になるが、そこに関してのみ指導するのは間違ったアプローチだ、と私は考えている。そもそも、勉強したくない子に、誰もいない「家」という場所で無理やり勉強時間を増やさせようとしても、続くわけがない。
 結論を先に言えば、勉強が楽しくなれば、自然と習慣は形成される。楽しくないものを、多くの人は続けることができない。勉強が楽しくなるにはどうしたらよいか、を考えるのが本質的な解決策だ。この本質的な解決策から目をそむけて「もっと勉強時間を増やそう」と言うことは簡単だが、苦行を強いるだけの指導に効果はない。そうならないように、私は常に気をつけている。
 では、学習者にとって楽しさとは何か。大きく分けて2つある。「褒められた時の喜び」と「わかった時の知的興奮・探求心」だ(心理学的に言えば、外発的動機付けと内発的動機付けだ。本寄稿では、後者について述べる)。この「わかった」という成功体験を積み重ねることが、学習の習慣化につながる。
 まず最初に、「学習習慣に問題アリの子」に対しては、授業にある程度ついてきてもらわなければならない。ここがスタート地点である。「自分は何をしても無理だ」という学習性無力感を覚えている子に、「自分もついていけるかもしれない」と、希望の一端を掴んでもらうのだ。授業についてきてもらうには、力作業が要る。居残り指導をしたり、授業中にフォローしたり、保護者の協力を仰いだりする。しかし、そこまで真剣に考えなくてもよい。ここでのゴールはあくまで、生徒の「どうせ無理だ」という無力感を少しだけ取り除くことにあるからだ。
 このスタート地点に立ったならば、先述4つの学習習慣に着手していく。順番には気をつける必要がある。私は以下のようにアプローチを行っている。やや抽象的にならざるを得ないことに御勘弁頂きたい。
4 (学校での質習慣):
勉強のやり方、ノートの取り方(板書は3回読んで覚えてからノートに書く、「消える化ノート術」等)、授業の聴き方(授業後に授業内容を要約する等)、教え合いや問題の出し合い、グループワークへの取り組み方の指導等を行う。

3 (学校での量習慣):授業の前後1分間に、予習・復習タイムを入れる。休み時間や居残りでのフォロー等を行う。

2 (家庭での質習慣):
復習のやり方(時間よりも回数、エビングハウスの忘却曲線、短期記憶から長期記憶へ、インプット型の復習からアウトプット型の復習、探求型の復習へ)、予習のやり方の指導等を行う。

1 (家庭での量習慣):
勉強日記を交換し、生徒同士で応援し合う仕組みを作る、モチベーションに左右されない「仕組み作り」等を行う。
 家庭で勉強量を増やす時は、「勉強したい」と思う時か、「しなければならない義務感」が「やりたくない嫌悪感」に勝つ瞬間か、のどちらかだ。どちらであったとしても、勉強した先に知的興奮が想像できない場合には、生徒が鉛筆を持つことはない。
清水 章弘(しみず あきひろ)
 ㈱プラスティー教育研究所 代表取締役。1987年千葉県船橋市生まれ。東京大学在学中に「勉強のやり方」を教える塾プラスティーを起業、現在は東京大学大学院教育学研究科修士課程に在籍。2012年より青森県三戸町教育委員会学習アドバイザーに就任。著書は6冊、最新刊に『現役東大生が教える! 頭がよくなる7つの習慣』(PHP文庫)がある。

教室熱中! “たほいや型歴史ゲーム”大紹介

 明治図書より、メール。(2013/9/13 掲載)おもしろいので、引用します♪
 突然ですが、クイズです。
 「次のうち、『ぶりおこし』の正しい意味はどれでしょう?」
1 寝ている人を無理やり起こすこと
2 ブリの漁期に鳴る雷
3 東北地方でよく食べられるお菓子の名前

 正解は…2番です! 
 このように、辞書から選んだ言葉について、嘘の意味と本当の意味を織り交ぜて、どの意味が正しいかを当てるゲームのことを「たほいや」と言います。(本来は、もう少し細かいルールがあります)。
 『社会科教育』2013年10月号の特集「“たほいや型”歴史ゲーム=面白授業90例」では、社会科の授業で、この楽しく知的なゲームを行うためのアイデアをたくさん取り上げました。
 例えば、「年代で“たほいや型”歴史ゲーム→時代をイメージしたQ」では、様々な角度から各年代ごとのたほいや型歴史ゲームを出題。「『纏向遺跡』とは?」「千利休の『利休』の意味は?」など、楽しみながら歴史を深く学べるQが満載です。
 また、「“たほいや型”歴史ゲーム→考え悩む選択肢づくりのヒント」では、国語授業でも「たほいや」を取り入れた実践がある五十部大暁先生が、選択肢づくりのポイントを解説。選択肢を少し変えるだけで、子どもが深く考える様子がレポートされており、必見です。
 そのほか、小特集では「そうだったの?“税金の話”アラカルト」として、「江戸時代の税金は全部幕府のもの?」「サラリーマン天引き制度の由来」など、思わずだれかに話したくなるような話題を集めました。
 充実のラインナップでお届けします!

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