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好き嫌いのある子

 「心療内科医 Dr. 純子のぴりっと生きよう」第4回「好き嫌いのある子」の引用。
「嫌い」の背景にも目を向けて
 「好き嫌いが多くて困ります」という悩みをもつお母さん多いですね。
 野菜が嫌いだったり、肉を食べなかったり、なんでも食べてくれないと栄養のバランスが悪くて心配、という声を聞くこともしばしばです。好き嫌いのない元気な子、という理想のイメージがあるだけに、お母さんとしてはお子さんの好き嫌いにはイライラしてしまうものです。
 でも無理に食べさせようとしたり、嫌いな食物をわからないように調理して食べさせて、あとで種明かしをしてびっくりさせるのは感心しません。なぜなら、好き嫌いには必ずなんらかの背景があるもので、それを把握せずにただ強制するのは問題です。
 生まれたときには好き嫌いはないはずで、成長過程における何かが好き嫌いをつくったにちがいありません。
 あるアメリカ人の話です。6歳の息子さんがほうれん草が大嫌いだったそうです。日系2世の母親が作るほうれん草のソテーを絶対に食べないので母親はイライラ。ところがある夏、日本で祖母が作ったほうれん草のおひたしをおいしそうに食べたので、皆がびっくりしたそうです。
 その方いわく、
「母親が作ったベタベタしたほうれん草はおいしくなかったんですね。子どもの好き嫌いは、味覚で受けつけないものがあるかもしれませんね」
 調理の仕方で味は変わることは確かです。好き嫌いの背景にこんなことがあるのも事実。いつもとちがう料理方法で食材を調理するのも一つの解決策になるかもしれません。
   ◆
 さて、嫌いな食物と子どもの想像力が結びつくこともしばしばです。
 たとえば小学校3年までは、なんでも食べていたお子さんが、4年になったら急に魚を食べられなくなったと心配していたお母さんがいます。調べてみると、理科の時間に魚の構造についての映像を見て「気持ちが悪い」と思い、それ以来魚を見るのが嫌になり、食べられなくなったそうです。私も子どものころ、理科室でホルマリンに漬けられたエビを見て以来しばらくエビが食べられなかったことがありました。
 「嫌い」の背景にある問題に気づくことも必要でしょう。食物の色や形で連想する何かがお子さんの心にひっかかっていることもあるのです。想像力の強い子どもほど、こうした傾向が見られるもの。そんなときはお子さんの話をよく聞いて、無理に食べさせようとせず、しばらくときが経過するのを待つのがよいでしょう。
   ◆
 もう一つ、子どもの好き嫌いには大事なポイントがあります。
 子どもの感覚は敏感で、体に合わない食材を嫌うこともあります。それを食べると調子が悪くなるので嫌、というものがないでしょうか。子どもの食欲と体調をしっかり観察しておくことも大切です。
 好き嫌いがないのがいい、なんでも食べるのがいい、という一般的な概念は、時としてアレルギーをもつ子どもにとって、心が傷つけられつ状況を引き起こすことがあるものです。食べられないものがあることでコンプレックスを感じることがないよう、周りの人々の配慮が必要でしょう。
   ◆
 多少の好き嫌いはだれにでもあるものです。あまり神経質にならず、楽しく食事をする習慣をつくることを第一に心がけていくことが、元気な子どもに育つうえで大切だと思っています。
楽しく食事をする習慣を第一に
-profile-
 海原純子(うみはら じゅんこ)
 1976年東京慈恵会医科大学卒業。日本医科大学・特任教授。昭和女子大学客員教授。医学博士。心療内科医として心の問題について全国で講演活動も行っている。
 現在、読売新聞、毎日新聞などに連載をもつ。
 近著に『こころの格差社会』(毎日新聞)などがある。

http://www.umihara.junko.com/
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めざせ!イメージの達人!

 「メンタルコーチ大儀見浩介の前向きやる気 元気になるメントレ」第3回「めざせ!イメージの達人!」の引用。
 みなさんこんにちは。メンタルコーチの大儀見浩介です。プラス思考で生活できていますか?
 今回は「イメージトレーニング」についてお話しします。イメージトレーニングができるようになると、新しい技術を身につけるときに上達しやすくなったり、成功イメージがつくれて本番で自分の力が発揮できたりします。
目を閉じてイメージを描く
 まず初めに簡単な実験をしてみたいと思います。自己分析をしてみてください。
【実験①】
 目を閉じて20秒間、スキーをしているイメージをつくってみてください。
 イメージできたら、下の質問に答えてください。
①今、直接自分がやっているイメージ(内的イメージ)をつくりましたか?それとも自分自身を上から見下ろしているようなイメージ(外的イメージ)をつくりましたか?(トップアスリートはこの2つを使い分けて、両方のイメージトレーニングを行っています)両方できましたか?
 YES / NO
②目の前に広がる大パノラマの景色、雪化粧をした木々、真っ白なゲレンデや空など、景色のイメージはできましたか?
 YES / NO
③ほおに当たる冷たい風や、雪の感触のイメージはできましたか?
 YES / NO
④「ザザッ」とか「ズズゥーッ」といった音はイメージできましたか?
 YES /NO
⑤テンポよくストックをついたり、重心移動したりするなど、体を動かすイメージができましたか?
 YES / NO
⑥ゲレンデのふもとのレストランからただよういいにおいはイメージできましたか?
 YES / NO
⑦そのレストランで食べた料理の味は?
 YESがいくつありましたか?研究の結果、一流選手ほど、YESが多いことがわかっています。それだけイメージ力が高いわけです。
 ちなみに質問①~7は、人間の「五感」についてのものでした。
・目でものを見るはたらき=視覚
・耳で音を聞くはたらき=聴覚
・物をさわったときの感じ=触覚
・鼻でにおいをかぐはたらき=嗅覚
・舌で味を感じるはたらき=味覚
 この五つについてです。つまりトップアスリートは、この「五感」を使ったイメージトレーニングを行っているのです。さらに、イメージトレーニングを積むと、体が反応することもわかっています。
体の反応を起こすイメージ
 では、ためしてみましょう。(実験②へ)
【実験②】
 今から30秒間、自分の大好きな食べ物・料理をイメージしてみてください。
 では、質問です。
①どんな色をしていますか?また、どんなつやがありますか?
②どんな音がしますか?
③どんな香りがしていますか?
④口に入れたらどうなりましたか?どんな食感ですか?味はいかがですか?
⑤食べたくなりましたか?
 YES / NO
 いかがでしょう?もしも、あなたのおかなが「グゥ~」と鳴って、よだれが出てきたなら、あなたのイメージ力はそうとう高いはずです。
 できるだけ具体的に、そして五感をフルに使ってイメージすると、イメージ力が高まります。
成功のイメージをする
 これを勉強や部活動に生かしていきましょう。ただ単に体を使ってくり返し練習したり学んだりするのではなく、頭の中で五感を使って成功したときのイメージトレーニングをしていけば、もっともっと成功の可能性が上がっていくはずです。
 ただし、イメージと現実にはギャップがあります。イメージどおりにいかない場合は、小さな目標設定をして、少しずつクリアしていけばだいじょうぶ!プラス思考と組み合わせて、たくさんの成功イメージをつくってみてください。
 さらにとっておきのアドバイスを・・・。イメージトレーニングするときは、リラックスが大切です。リラックスしてイメージトレーニングを行うと、効果が2~80倍上がると言われています!
 朝起きたときや、登下校中、休み時間やお風呂中など、ちょっとした時間を使ってチャレンジしてみてください。
 めざせ!イメージの達人!
●おおぎみ こうすけ
 スポーツ心理学に基づく「メンタルトレーニング」理論をベースに、スポーツだけでなく、教育、受験対策、ビジネス、社員研修など、さまざまな分野でメンタルトレーニングを指導している。2011年になでしこジャパンのFW永里優季選手と結婚。静岡市清水区生まれ。

LINE禁止では解決にならない

 全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史氏の「LINE禁止では解決にならない」の引用。
 「LINEは禁止」「スマホはわからないから」といった姿勢でいると、事態は解決どころか思わぬ方向に向かい、取り返しのつかないことになってしまうこともあります。
 「子どもにスマートフォンを与える」ということを、ほかの道具にたとえてみると、親としてとるべき態度が見えてきます。
LINE禁止で、いじめが陰湿化
 全国各地に講演活動等で訪れますが、学校によっては「LINE禁止」というルールを設定している学校もあります。
 しかし、それでは、かえって問題が見えづらくなってしまいます。
 {LINE禁止」といくら言っても、子どもたちがLINEを素直にやめるわけがありません。そのような状況の中で、仮にいじめが発生したとしても、禁止されてしまっているが故に、学校の先生にも相談できない状況になってしまい、いじめがより陰湿化してしまいます。先生に相談した場合、
「お前、学校でLINEをやるのは禁止しているだろう。なんでやっているんだ。だからそういう目にあうんだ」
 と怒られる。そうすると、相談することもできずに追い込まれていってしまうのです。
取り返しがつかないリベンジポルノ
 関東に高校生のカップルがいました。この二人は互いの写真をやりとりしていたのですが、だんだんエスカレートしていき、キスをしている画像などもブログ等にアップロードしていきました。さらには裸の画像も送り合っていたのですが、その後、その二人は別れることになったのです。
 男の子は、付き合っていた女の子の裸の画像や局部の画像をクラスの男子のLINE仲間みんなに回してしまたのです。
 LINEで画像が回ってしまうと、対応が本当にむずかしいのです。ネット上にアップされたものであれば、管理者に削除依頼を送ることができます。しかし、LINEは閉ざされた空間です。学校関係者も、どうしようもないと言います。一人ひとりのスマートフォンを取り上げて、
「お前、画像を削除したのか」
 なんて問いただすことはできない相談です。
 また、プライバシーの問題もあり、結局は本人が「削除した」と言ったら、それを信じるしかないと。
自分が扱えない刃物を子どもに渡せますか?
 スマートフォンを買い与えた親に、
「スマートフォンを使いこなせていますか?」
 とたずねてみました。すると、
「スマートフォンとか、私、そういうのわからないから、使いこなすのは無理、私はこれで十分」
 などと言って普通のケータイを使っているのです。スマートフォンは、小型のパソコンであって、単なる携帯電話ではないのです。
 もしも、「包丁を使いたい」と子どもが言ってきたら、「自由に使いなさい」なんて渡すような親はいません。
「包丁は使い方によってはとても危険だからこういうふうに使うのよ」
 とか、
「お母さんもそれほどうまくないけど、一緒に勉強していこうよ」
 と言って、使い方を教えます。包丁を子どもと一緒に使って、
「リンゴはこうやってむくのよ」
 などと言って教えたあとに、包丁を渡すのはわかります。
 親がLINEやスマートフォンの扱い方を理解もせずに子どもに使わせることは、
「お母さん包丁ってあんまり使ったことないけど、あんたこれ自由に使いなさい」
 と言って刃物を渡すのと同じことなのです。
トラブルは放置してても解決しない
 親であれば自分の子どものやることに責任をもたなくてはいけません。
 子どもたちが引き起こすトラブルは、放置しておくとどんどん大きくなり、取り返しがつかない状況までいってしまいます。親としてやるべきことをやっていけば、人の気持ちがわかる子どもに育っていきます。LINEをやりながらご飯を食べている子どもは、人の気持ちがわからない子どもに育ってしまったということです。勉強するときもお互いに邪魔しながらずっと成績を落とし合う、そんな子どもに育ててはいけません。親としてやるべきことをやらないと、ほころびはどんどん大きくなってしまうのです。
【きほんのネット用語】
・LINE(ライン)
 スマホ、パソコンに対応しているコミュニケーションアプリ。お互いにこの機能を入れておけば、音声通話やリアルタイムでのメッセージのやりとりが無料でできる。メッセージと同様、スマホ(パソコン)内に保存してある画像や撮影した画像も送ることができる。
・アップロード/アップ
 もとはコンピュータ間でより広く接続されているほうへデータを送信することを意味していた。ここではwebや特定のサーバー上にデータを掲載すること。
安川雅史(やすかわ まさし)
 ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪問題に本格的に取り組み、全国各地より依頼を受け、講演会や研修会を行う。(過去8年間実績 全国2,000会場以上)
 第一学院高等学校 統括カウンセラーを務める。著書に『「学校裏サイト」からわが子を守る!~ケータイ・ネット社会の落とし穴』(中経出版)『家族とともに癒す不登校・ひきこもり』(文芸社)などがある。

道徳の指導案 多様な育ち妨げぬよう

 今朝の朝刊の社説より、引用。
 小中学校の道徳の教科化に向けて文部科学省が公表した学習指導要領改定案には、徳目を表すキーワードが並ぶ。それ自体は大切な価値だが、国にとって望ましい人間像ばかりが強調されては困る。
 教科書を用いて教え、子どもの成長ぶりを評価する「道徳科」の影響力は、教科外活動とされてきた「道徳の時間」に比べて大きいだろう。最上位の教科として学校教育の中核を担うことになる。
 子どもの学びをどう評価するかや教科書の検定基準をどう作るかはこの先、専門的に検討される。未成熟な人格に働きかけるきわめて繊細な領域である。慎重を期さねばならない。
 学習指導要領は教科の目標や内容を定めている。現行の要領とは違い、改定案で目を引くのは、子どもが学ぶべき道徳性を示すキーワードを列挙している点だ。
 例えば、中学校向けでは「思いやり、感謝」「友情、信頼」「遵法(じゅんぽう)精神、公徳心」「感動、畏敬の念」という具合に分かりやすい。
 半面、先生がこうした言葉に引きずられ、個々の徳目を説き伝えれば道徳性が養われるとする徳目主義に陥る恐れがある。それでは生きた道徳教育にならない。
 貧困や虐待、いじめ、障害などに苦しんでいる子どもがいるかもしれない。「克己と強い意志」や「家族愛」といった徳目の取り上げ方を誤れば、かえって自責の念を強める結果になりかねない。
 子どもの実生活から離れ、教科書の偉人伝や例話を手本とする授業にばかり偏っては、価値観や生き方を束縛して危うい。教育勅語を背骨とした戦前の修身科の過ちを忘れるべきではない。
 その教訓に学ぶとすれば、これからの道徳教育で重要になるのは、子どもに「常識」を疑う力を身につけさせることではないか。国や社会はもちろん、先生や教科書がいつも正しいとは限らないと批判的に見て、考える力である。
 道徳科は「国を愛する態度」をも、子どもに求める。多様な個性を育み、主体性を伸ばすというのであれば、さまざまな議論があってしかるべきだろう。
 「今の日本は愛しているが、戦争をするなら嫌いになる」「原発や米軍基地が愛する日本を悩ませている」-。そうした愛国心も未来を築く行動力を培うはずだ。
 学校や家庭、地域での生の体験や情報から課題に気づき、考えを磨く営みが欠かせない。グローバル時代だ。既成の権威や価値観にとらわれない徳性が問われる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015020602000160.html
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