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<要注意!!クラッシャー上司> 部下育成に悩む40、50代


 2017年10月16日の朝刊より、「 <要注意!!クラッシャー上司> 部下育成に悩む40、50代」の引用。

 電通の過労自殺に続き、NHKでも過労死が発覚した。その原因として長時間労働が指摘されているが、仕事が苦役となってしまう背景には「クラッシャー上司」の存在もある。働き方改革が急がれ、企業風土や上司の気質といった問題も浮かび上がる中、上司も部下との接し方に悩んでいる。 (三浦耕喜)
 東京駅にほど近いビルの二十階。夜景を眺めながら彼は考えていた。「部下をどう指導していくか…」。四十代も後半となれば、現場からチームをまとめる管理職に引き上げられる。最近課長級の「チームリーダー」になったばかり。十五人ほどの部下を率いる。
 実績には自信がある。大手商社で食品事業を担当。社内での評価もそれなりに高く、最重要の取引先にも出向。海外事業も一から立ち上げた。
 「それも○○さんや△△さんに鍛えられたおかげだな…」。先輩たちは言った。「おまえの給料を稼いでくれている先輩が残業しているのに、帰るのか?」「今日はいくら稼いだ?」
 徹夜で上げた資料を、どこが悪いとも言われずにやり直しと言われた。「なんだ、『クラッシャー上司』ばかりじゃないか」
 理不尽な仕打ちに憤った夜もあった。でも「なにくそ!」という思いを培ったのも事実だ。後輩だった自分たちも「『クラッシュ』しながら鍛える」という「成功体験」が染み付いた。
 社会に出たのもバブル経済華やかなころ。それこそ、二十四時間闘った。大いに叱られた。怒られた。でも、その分成果は出た。給料も上がった。やりがいがあった。うれしかった。今の自分を作り上げてもらったという思いがある。
 だが、それから四半世紀。「クラッシュ」は通じないどころか、組織を壊す時代となった。特に海外ではネックになった。中国では現地スタッフたちが「あの礼儀正しい日本人が、職場では乱暴になるのか」と反発し、去っていった。やがて、同様の現象は日本国内でも起きた。部下を鍛えるつもりでも裏目に出て、人材が流出していった。
 根性と経験、人間関係でやってきた仕事だが、「ビジネス」としてはどうやるものなのか。日本への帰国後、大学の社会人教育の門をたたいた。
 そこで出会ったのが「コーチング」の技術だった。気付いたのは「自分がいかに部下の話を聞いていなかったのか」だ。今や新卒だけでなく、同業、異業種からの転職など、社の人材は多彩だ。ある程度の価値観を共有していれば「クラッシュ」的なコミュニケーションも成り立ちやすいが、教えられたのは「クラッシャーではビジネスはできない」ということだ。
 講師に問われて胸にぐさっと刺さったことがある。「あなたは、ミーティングでも人の話を聞こうとしていないでしょう。あなたがやっているのは、相手を説得しようとすること。でも、相手を動かし、ビジネスを進めるのは、『説得すること』ではなく、『納得させること』なんですよ」
 すべてが変わったとは言わない。でも、以来、後輩たちの話にいろんなヒントがあることに気付いた。「今までの自分は、自分の型に人を合わせようとしていた。おかしなものです。『新しいもの』は『違うもの』から生まれるのに」
 ささやかだが、最近自慢することができた。「育休明けで戻って来た後輩が言うんです。『先輩、話しやすくなりましたね』って」
 とにかく「話を聞く」。考えるのはそれからだ。「クラッシャーにならずに部下を鍛えられるかチャレンジです」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201710/CK2017101602000151.html

『わが子のやる気の育て方』尾津喜美(マガジンハウス)1296円

 著者は、芦田愛菜、鈴木梨央、寺田心ら、人気子役が所属するタレント事務所「ジョビィキッズ」の尾津喜美社長ら。
 子どもの自信や素直な心、個性をどう育てるか、20年間で2万人の子どもたちに向き合ってきた中で見いだした子育てのヒントをまとめた。
 四六判。

思わず熱中「発達支援玩具」 成長ゆっくりな子の療育に

 2017年10月6日の朝刊より、「思わず熱中「発達支援玩具」 成長ゆっくりな子の療育に」の引用。
一般向けにも販売
 乳幼児の発達を促すおもちゃ「発達支援玩具」が注目されている。今までは発達が心配される子の療育などに使われてきたが、最近は一般の子向けにも販売されるようになってきている。
 子ども向けの本やおもちゃをそろえる東京都港区の「クレヨンハウス」。売り場では、三歳から小学校低学年くらいの子どもたちが、おもちゃを手に熱心に遊んでいる。昨年八月に設けたこのコーナーには、常時十数種類の発達支援玩具が置かれている。
 コーナーの一角で女の子が遊んでいるのは、「回転式ドラム」という六角柱を横にした水車のような形のおもちゃ。六つの面には鏡やラメをちりばめた板などが貼ってあり、回転させると光を反射しながらカラカラという音を立てる。その近くでは別の女の子が、角張ったかばんのような木箱に夢中。箱にはさまざまな種類の鍵が付いた十枚の扉があり、女の子は鍵を外したりかけたりして、扉を開け閉めしている。
 これらのおもちゃは、年齢や発達度合いに応じて、成長に必要な刺激を与えるよう作られている。回転式ドラムは、子どもが光や音に関心を持つように促す。一般に子どもはゼロ歳で「大人の顔を二、三秒見つめる」「音の方向を探す」という動きをするとされるが、発達がゆっくりな子にそういった反応を促す効果が期待できる。
 鍵付き扉の木箱は、鍵や扉を開け閉めしたり、中におもちゃを入れて回転させ、どの扉の中にあるかを当てさせたりして遊ぶ。楽しみながら指を動かしたり、記憶をつかさどる脳の領域を刺激したりする。
 発達支援玩具は、米国の教育心理学者や脳科学者を中心に一九七〇年代から作られ始めた。一般的に知育玩具といわれるものと異なり、体のどこを動かすと脳はどう刺激され、どんな発達が促されるのかという研究に基づいている。日本では、発達障害児の保育支援をするNPO法人「国際臨床保育研究所」(奈良市)が二〇一〇年に輸入を始め、主に〇~六歳程度の軽度発達障害児や学習困難児の療育向けの教具として広めてきた。
 同研究所の勝山結夢(ゆむ)研究員(30)は「保育者が一緒に遊ぶことで、年齢に応じた発達を促せる。また、遊んでいる様子を見れば、その子の発達の度合いを確かめることもできる」と話す。
 クレヨンハウスがコーナーを設けたのは「純粋におもちゃとして面白い。結果として図形や数を把握する能力や記憶力などを伸ばせるのもいい」(岩間建亜(たけつぐ)副社長)と、より広く一般の子にも遊んでもらう狙い。東京、大阪の店舗にコーナーがある。利用者からは「あまりおもちゃで遊ばなかった子が、両手を使って遊ぶようになった」などの声が寄せられているという。
 子どもの成長を心配する親からの相談もあるというが、「成長には個人差もある。遊びを通じて自然に力を伸ばしていけばいい」と、岩間副社長は言う。
 クレヨンハウス店頭のほか、国際臨床保育研究所が通信販売している。研究所ホームページの「教育玩具」をクリックして「商品のご案内」のページに入り、「バケツ○段目を埋める」という枠内のタブをクリックすると、商品の詳細な説明などが見られる。
 (今川綾音)

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