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先生の働き方 まずは業務の削減から

 2019年10月24日の朝刊の社説欄より、「先生の働き方 まずは業務の削減から」の引用!
 教師のなり手が少ないらしい・・・ブラック企業だから集まらないのでは?給料を上げるとか、時間外給料を付けるとかすれば改善されるかも!???
 教員の勤務時間を年単位で調整することを可能にする法案が今国会で審議される。長時間労働が本当に改善されるのか、現場の疑念は強い。まずは教員が抱えすぎている業務の削減が必要だ。
 長時間労働が深刻となり、子どもの未来を育む仕事の魅力がかすんでしまっているのではないか。教員採用試験の競争倍率の低下や教員不足の現状を見るにつけ、懸念が膨らむ。
 国が働き方改革の一つの方向性として打ち出しているのが「変形労働時間制」だ。忙しい時期の勤務時間を延長した分、夏休みなどに休みをまとめ取りできるようにする。そう国は説明する。
 教職員給与特別措置法(給特法)を今国会で改正し、二〇二一年四月から自治体の判断で導入可能にすることを目指す。残業時間の上限を月四十五時間とする指針も法的に位置付ける。
 しかし教員からは夏休みも研修などがあってまとめ取りは難しいと批判の声が上がる。根底には国の方針で教員の仕事が増える一方だったことへの不信感がある。教える内容は増え、事務作業も煩雑となっている。業務削減の道筋を明確にすることが先決だ。
 小学校では長時間労働を是正できない根幹に学級担任制があり、中央教育審議会は高学年を教科担任制にすることなどを議論している。外部の人材が活躍しやすい免許制度も含め、早期の実現を目指すべきだ。
 中学校は部活だ。地域や外部指導員に助力を仰ぐとともに、生徒主体で改革の道筋を考えてみてはどうか。ラグビー強豪校の静岡聖光学院高校は、密度が濃い時短部活の実現に向け生徒が話し合う「部活動サミット」を開催している。公立中学校の参加や参加校以外の問いあわせもあり、練習日削減にもつながっているという。
 タイムカードなどによる在校時間の把握は四割にとどまる。実態把握が改革の第一歩であり、早急に全校で実施すべきだ。過労死した教員の遺族からは、外部の相談窓口の開設を求める声もある。神戸市の教員間のいじめなどから透ける学校の閉鎖性を考えれば、検討に値するのではないか。
 給特法が残業代を想定していないことが、学校が労働時間を管理してこなかった背景にはある。教員や、部活動指導員など支える人たちの増員には教育投資を手厚くしていく必要がある。疲弊した現場を救うため、国会には根本に踏み込んだ議論を望みたい。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019102402000193.html
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増える不登校 「居心地悪さ」の背景は

 2019年10月18日の朝刊の社説欄に「増える不登校 「居心地悪さ」の背景は」というのが載っていた。引用します。
 不登校が増え続けている。暴力や深刻ないじめも増加しており、学校の「居心地悪さ」の背景を解きほぐしていく必要がある。学校以外の選択肢についても、幅を広げる努力を続けたい。
 昨年度、不登校になった小中学生は十六万人以上に上る。六年連続で増えており、中学校では二十七人に一人、つまりは一クラスに一人以上が学校に行っていないことになる。
 教室で子どもたちが感じる圧力が増しているという側面がありはしないか。小学校では暴力行為が五年間で三倍以上に増えている。これを子どものストレスの一つの表れと受け止めているベテラン教員もいる。英語など、学ぶ内容は厚みを増し、宿題も増えているという。
 本来、子どもの揺らぎを包み込む役割が期待される教員の側も多忙で余裕がない。子どもの学ぶ内容が増えているというのは、教員の教える内容が増えるということの裏返しでもある。
 教員間のいじめ問題も明らかとなり、教員自身のストレスも心配になる。今後進められる教員の働き方改革では、子どもに向き合うゆとりをまず確保するという大前提のもとで業務や役割分担を整理していく必要がある。
 子どもたちの悩みを受け止める役割のスクールカウンセラーは非常勤で複数の学校を掛け持ちしている場合もある。多忙な教員と、時間が限られたカウンセラーでは十分な情報共有が難しい場合もあるようだ。人数を増やすだけでなく、いかに実効性を高めていくかを検討するべきだろう。
 不登校の増加は、二〇一六年に子どもたちの休養の必要性を認めた教育機会確保法が成立したことで、学校以外の選択肢を選びやすくなったという側面もある。昨年末の文科省の調査によると、不登校の受け皿となる教育支援センターを設置する自治体は増加傾向にあり六割に上る。
 世田谷区は今年、三カ所目となるセンターの運営を、フリースクールを営むNPO法人東京シューレに委託した。フリースクールは教育内容に柔軟性がある半面、公的支援がなく、安くはない授業料が親にとっては一つの壁となっていた。経済的負担を増大させない公立施設で、民間の蓄積を生かす試みとして注目したい。
 学校と別の受け皿があることについて、子どもや保護者にきちんと周知することも自治体には求められる。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019101802000163.html

ペップトーク

 「明治図書」より、メール。「行事・部活動で使いたい!子どものやる気に火をつける「ペップトーク」3選」日本ペップトーク普及協会 講演・研修講師三森 啓文
1 ペップトークとは…
 皆さんは、ペップトークという言葉を聞いたことがありますか? 講演・研修で各地を回っていますが、多くの会場で知っている人が、1割以下が現状です。
 ペップトークは、「目の前の大切な人を、ポジティブで、分かりやすい言葉で、その気にさせる、激励のショートスピーチ」です。「pep」は英語で、元気・活気・活力という意味、つまり、「元気・活力を与える言葉」と言えます。本来、アメリカのプロスポーツ界で、試合の直前に、監督やコーチが選手を激励するために磨き上げられたショートスピーチです。目の前の大切な人という意味では、身近な家族、児童・生徒、選手、同僚・部下も同じです。大きな特徴は、前向きな言葉がけであるということです。
2 ペップトークが求められる背景
 私が関わっている陸上クラブの中学生、159名に「どんな時に、ヤル気をなくしますか」という質問をしました。上位3つは、
(1)頑張ったのに、否定された時
(2)頑張ったのに、結果が出ない時
(3)怒られた時
となりました。このことから、この3つは『認められない』ことによるものだと言えます。
 『認』という文字を分解してみると、「言葉が、刃となって、心に突き刺さる」と見ることもできますね。心理学の世界では、「自分のことは認めてほしいが、他人は認めたくない」という人間の心理が働くことがある」と言われます。
 現職の時に、問題行動があった児童・生徒を思い出してみても、家族や周りにいる人、そして教員に…『認められたい』という思いが強かったような気がします。
 ペップトークは、この『認める』部分を、最初にもってきて、相手理解ができるトーク術です。ペップトークが広がることで、家庭・学校・地域の人間関係の円滑化がはかられるのではないでしょうか。
3 行事・部活動で使える「ペップトーク」3選
●部活動(新人戦)の試合に向けてのペップトーク
場面
 夏の大会で総合優勝をしていることがプレッシャーになり、やや不安な気持ちになっている2年生。優勝を守りたいが守れるかどうか…。部員全員を集めて。
こんな時のペップトーク
STEP1(事実の受け入れ)
 あと1週間で新人戦だな。キャプテンから聞いたが、2年生の話し合いで、やや不安を感じているんだって? 先輩が去り、残った君たちが中心の初めての大会だもんな。
STEP2(とらえかた変換)
 夏の優勝がプレッシャーになっているということは、それだけ君たちが、がんばる気持ちが強いってことだよな。それは本気の力となってくるよ。
STEP3(してほしい変換)
 夏休みから今日にかけて流した汗は、先生の目から見ても本物だったぞ。最後のひと踏ん張りは、どの学校にも負けない。選手・応援が一つになって目標に向かっている姿を見せよう。
STEP4(背中のひと押し)
 君たちの本気を見せてやろうじゃないか。本気のレース、本気の応援で、君たちの新たな伝統を創りあげるんだ。
 部活動の場合、新しいチーム体制になり、先輩から後輩に受け継がれた時の、最初の新人戦は緊張するものです。それが、強いチームだとなおさらです。新しいキャプテンを始め、選手たちも責任を感じます。こんな時こそ、顧問の言葉がけが大きく左右するのではないでしょうか。「お前たち、優勝カップを、絶対に他校に渡すんじゃないぞ」(過去の私)でプレッシャーを与え、本番で力を出し切れず…。強いチームこそ、努力した事実を皆で共有し、「普段通り」を前面に出してあげることが大切だと思います。
●学芸会に向けてのペップトーク
場面
 いよいよ学芸会に向けて、練習が始まります。子どもたちもワクワク。でも、中には本意でない役の子もいます。全員を同じ方向に向けたい思いです。(私の同僚だったT先生の例)
こんな時のペップトーク
STEP1(事実の受け入れ)
 学芸会に向けて練習を始めるんだが、「この役はちょっとやだな」って思ってる子もいるよね。先生も、小学校の時、嫌な役もらって落ち込んだ時あったからねえ。
STEP2(とらえかた変換)
 でもね、その役があったから、劇全体がいい形で出来上がったんだ。終わった時に、いっぱい拍手もらって嬉しかった。どんな役でも、本気で演じることで、見ている人の気持ちを動かすよね。
STEP3(してほしい変換)
 クラス全員が主役なんだ。誰一人かけても、この物語は、完成しない。一人一人が、自分の持ち場を大好きになって、一生懸命演ずることが大切なんだ。
STEP4(背中のひと押し)
 さあ、5年3組の物語の始まりだ。4月から勉強してきたことを、学芸会で発揮しよう。君たちならできる。必ずできる!
 T先生は、春のスタート時から、学芸会に向けて、子どもたちの輝きどころを、意識して学級指導を行っていました。声は小さいけど、みんなで歌うときは輝く子。前には出たくないが、裏方なら、大活躍する子。一人でも堂々と前で自分を表現できる子。それぞれの特徴を見つけ、個への励まし、そして学級全体に、その子の良さを伝えることで、同じ目標に向かわせていました。
●合唱祭に向けてのペップトーク
場面
 合唱祭の練習が始まり、「一生懸命取り組んでいるのに、男子がふざけて真剣に歌ってくれない」。と女子から泣きながら訴えがありました。N先生、ニコッとしながら、「こんな時こそ、同じ方向に向かわせる最高のチャンスですよ」と言います。(私の同僚だったN先生の例)
こんな時のペップトーク
STEP1(事実の受け入れ)
 男子が歌ってくれないって、困るよねえ。先生も、中学生の時経験あるよ。ピアノを弾いてても、男子が邪魔をしにくる。やる気のない子がいるのはつまんないよね。
STEP2(とらえかた変換)
 でもね、こんなに男女がバラバラなのが、一緒になって一つの歌を歌いあげたら素敵じゃない。それだけやりがいってあるってことって考えたら面白くない?
STEP3(してほしい変換)
 練習後の反省の時に、小さなことでもいいから、男子の良かったところを発表してあげて。「〇〇君の~の点がよかった」なんて言われたら照れながらもうれしいんじゃないかな。
STEP4(背中のひと押し)
 女子が、いいところ見つけの名人になったら、きっと男子も変わっていくよ。変わると信じて、笑顔で前に進もう!
 N先生は、いつも笑顔で、生徒と接しています。ダメなことはダメ、良いことは良いときちんと指導を続けていることで、生徒たちの信頼を得ています。そんな先生だから、生徒たちの対立もゆとりもって対応できるのだと思います。ペップトークは、お互いの信頼関係があって成り立ちます。
*三森 啓文(みつもり ひろふみ)
 豊田市の小中学校で35年勤務。
 (一財)日本ペップトーク普及協会 講演・研修講師、(一社)個性心理學研究所 特別認定講師、専門領域は、コミュニケーションの円滑化。
 学校を始め、事業所、団体向けに人間関係円滑化の講演・研修を行っている。
 著書に『学級経営サポートBOOKS 教師のための「ペップトーク」入門 子どものやる気を120%引き出すミラクルフレーズ』明治図書出版、2018

プロフィール

ニャン太郎

Author:ニャン太郎
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