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全国学力テスト 「木見て森見ず」を憂う

 今朝の朝刊の社説より引用します。
 またも自治体の順位争いが注目されている。文部科学省が公表した本年度の全国学力テストの成績だ。似たような一斉テストを毎年繰り返し、子どもたちの多彩な才能の芽を摘み取りはしないか。
 小学六年生と中学三年生を対象に、国語と算数・数学の基礎力と応用力とに分けて四月に実施された。二〇〇七年度から導入された全国一律のテストだ。
 文科省はこれまで禁じてきた学校ごとの成績の公表を今回から認めることにした。地域や保護者への情報公開や説明責任の大切さを訴える自治体の首長らの意向をくんだのだ。
 もっとも、結果の分析や課題の改善策を併せて示し、成績の順位付けをしないという条件を課している。全国を眺めても、学校別の公表に踏み切る市区町村はごくわずかにとどまりそうだ。
 成績の扱いを誤れば、学校の序列化や過当競争を招き、地域への偏見をあおりかねない。下位の子どもの自尊心を傷つけたり、いじめにつながったりする恐れも否めない。そうした懸念を抱く教育委員会は目立って多い。
 とはいえ、教委制度が見直され、来年度から首長の教育行政への権限が強まるから心配だ。公約に掲げた教育政策の成果指標として、テスト結果を利用する動きが加速しないか。教委の良識が問われる場面が増えるかもしれない。
 今回の結果を見ると、全国平均と下位の都道府県の平均との差が縮まった。学力の底上げが進んだと、文科省は評価している。
 目を見張るのは、沖縄県の小学校だ。算数の基礎力が昨年の最下位から一気に六位になった。他の科目も全国平均に近づいた。
 小中学校全体で全科目の順位がそろって飛躍的に上がったのは静岡県だ。最下位だった小学校国語の基礎力も二十七位になった。
 一年前、川勝平太知事が成績の悪い小学校の校長名を公表すると息巻き、県教委に反対されると上位校の校長名を公表した経緯がある。教育現場にとって強烈な圧力だったに違いない。
 両県は組織的に対策を講じてきた。テスト向けの教員研修や補充学習に注力したり、過去問などの問題集を充実させたり。同様の取り組みは全国的に広がりつつある。
 テストは授業や学びの改善に役立てるのが目的だ。学力のほんの一部を示す数字に、学校が振り回されては危うい。子ども一人ひとり異なる持ち味を伸ばす。全人的教育を見失わないでほしい。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014082902000144.html
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