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いじめ対処、親の心得は 内容をメモ、学校に相談

 2015年8月21日の朝刊の生活欄より、引用。
 岩手県で中学二年生の男子生徒が、いじめを苦に自殺したとみられる問題は、同年代の子どものいる親たちに波紋を広げた。もし自分の子どもがいじめに遭ったらどう対応すればいいのか。子どもの自殺が増える二学期を前に、専門家に聞いた。
◆サインを見逃さない
 文部科学省が一九八五年から毎年実施している調査によると、二〇一三年度に認知された小、中、高校などのいじめは十八万五千八百六十件。全体では過去最多だった一二年度を約一万二千件下回った。中学や高校の件数は減ったものの、小学校では前年度より約千四百件増加した。
 「二学期は運動会や文化祭などの集団行動が多く、グループ内の人間関係がこじれやすい」。人間環境大(愛知県大府市)特任教授で、教育学が専門の折出健二さん(66)は指摘する。小学校高学年以上では夏休みに交友が広がり、お金を脅し取られるなどの被害に遭っている可能性もある。
 折出さんによると、子どもは自分から親に「いじめられている」とは言えないことが多い。「いつも話題にしていた友達の名前が会話に出ない」「お小遣いの要求が増える」などのサインに気付くことが大切だ。普段と様子が違ったら、子どもにまず心配していることを伝える。「人に助けを求めることは勇気がある証拠」と諭したり、親自身も人間関係で悩んだ経験を話したりすると、子どもは心を開きやすいという。
 では、いじめを把握したときの親の対応は-。いじめ問題に取り組む「全国webカウンセリング協議会」(東京都)理事長の安川雅史さん(49)は「つらかったね」と子どもに共感しつつ、親が冷静になることが重要という。「そんなことで逃げてどうするの!」「もっと強くなりなさい!」などの言葉は子どもを追い詰める。
 安川さんの勧める対策は、子どもの話をじっくりと聞き、内容は後でメモにまとめる。嫌がらせのメールや無料通信アプリLINE(ライン)などのやりとりがあれば保存する。家族間で解決しようとせず学校に相談する。言い争いを避けるため、加害者の親には直接連絡しない方が良い。
 その上で、担任教師に面談を申し入れ、学校にはなるべく両親一緒にきちっとした服装で出向く。いじめの証拠となるメモのコピーを持参。話し合いは教師に断った上でボイスレコーダー(音声記録装置)で保存する。教師には加害生徒への聞き取りを求め、休み時間も子どもの様子を注視するよう頼む。
◆無理に登校させない
 子どもが「学校に行きたくない」と訴え、いじめが原因と推測される場合には、親はどうするべきか。専門家は「学校を休ませて」と口をそろえる。
 不登校の電話相談に取り組む子ども教育支援センター(東京都)によると、二学期は親からのいじめ相談が増える。代表の木下貴博さん(53)は「子どもはいじめが怖くて学校に行けない。何があっても守るという気持ちを子どもに伝え、学校は休ませてあげてほしい」と話す。
 夏休み明けには、子どもの自殺が多いことが内閣府の調査でも裏付けられている。一九七二~二〇一三年に自殺した十八歳以下の一万八千四十八人のうち、九月一日は百三十一人と最多だった。
 折出さんは「学校を休みたいというのは、心理的に相当ダメージを受けている証拠。先々の心配より、まず子どもの安全を守ることが一番」と指摘する。

 (細川暁子)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2015082102000211.html
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