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学力格差 小4が分岐点

 2017年12月1日の朝刊に「学力格差 小4が分岐点」という記事が出ていた。
日本財団分析
 貧富の差による学力格差は小学四年(十歳ごろ)から拡大していく-。 日本財団がこんな分析を発表した。 経済格差による学力差がはっきりする「分岐点」が判明した格好だが、分析からは、さらにさかのぼって幼少期からの生活環境の重要性も浮かんだ。
貧困家庭の子 社会性にも影響
 日本財団の分析は、大阪府箕面市が追跡調査している子ども約2万5000人分のデータをもとにした。
 分析結果によれば、学力の平均偏差値は、経済的に困窮していない一般世帯の子どもの場合、小1段階(7歳)の48.6から徐々に上がっていき、中学2年(14歳)の53.1まで上昇が続く。
 一方で、生活保護世帯の場合、小1段階で一般家庭より3ポイント低く、小2では0.5ポイント差に追いつくも、小3では1.9ポイント差にひらき、小4では一気に5.5ポイント差に拡大していた。その後は一般世帯より5ポイント程度低い状態が固定化していた。
 もともと、小4にあたる9~10歳が学習面などで「壁」に突き当たるという現象は、教育界では知られている。共栄大の藤田英典教授(教育社会学)は「正解が一つではない応用問題や文章問題が増えてくるし、小3までに積み重ねる基礎学力の差もはっきりしだす」と指摘する。
 文部科学省の2013年度の全国学力テストの結果分析では、世帯収入の低い家庭の子どもほど、学力テストの正答率が低いことも判明。「壁」と相まって小4が学力の分岐点になることがはっきりした。
 ただ、同財団の栗田萌希氏は「小4が分岐点というのも重要だが、今回の分析では、がんばり抜く力や自制心、社会性といったテストで測れない『非認知能力』が貧困家庭の子どもは低く、それが学力差にもつながっていることも分かった」と強調する。
 分析によると、貧困家庭でも学力の高い子どもは、「毎朝ご飯を食べる」といった生活習慣面が確立しているほか、「1日の学習時間を決めている」といった学習習慣や、誰かに思いを伝える力などが高水準にある。一方、学力の低い子どもは、いずれもこれらが低水準で、その差は年齢とともに開いていくという。
 藤田教授は「貧困家庭では収入だけでなく文化的環境も貧しいケースが多い。それが小学校入学ぐらいまでに家庭で身につける力に影響していく」と指摘。東京大の遠藤利彦教授(発達心理学)も「海外の研究では、他者と関わる力や自制心といった非認知能力が幼少期から身についた子どもは、学力や心身の健康、生涯収入などが高い水準になるということが分かっている」と話す。
 ただ、生活習慣や子どもの心の持ちようといった部分は、あくまでも家庭内の問題で、外からの支援が難しそうに思える。遠藤教授は「特に乳幼児期に保育所や幼稚園といった家庭外での信頼できる大人との安定的な関わりが大事だ。そこを手厚くする支援が必要」と指摘し、こう語る。
 「幼児教育無償化などを子育て支援というが、それは親への経済的援助になっても、必ずしも子ども自身への支援につながらないこともある。本当に子ども自身のためになる支援をどう拡充していくかを、真剣に議論すべきだ」
(大村歩)

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