「小学校低学年で勉強が分からなくなっています」教育相談週間
教育相談週間があった。子どもたちが自主的に、教師に相談に来るという時は、相当困っている時だろう。教育相談週間を設け、子どもたちの悩みを聞くということはどこの学校でも行われていることだろう。(でも、最近は、そんな時間も取れなくなってきているのかもしれない。)
生徒と、学習や生活、進路などのことを面談した。
児童自立支援施設に入所してくる子どもたちは、小学校の低学年で勉強が分からなくなっているようだ。そして、勉強が分からないから、教室を抜け出したらり、暴れたり・・・。
小学校低学年から、全員が参加できる授業、分かりやすい授業、子どもたちに力をつける授業をしなけらばならないと思う。そうでないと、勉強が分からない(つまらない)からと、暴れる子どもがどんどん生まれる。
聞くところによると、小学校では「考える力」をつけなければいけないと、子どもたちに教えることをやめ、自分で考えさせる授業が行われているらしい。塾などに行っていて、すぐにわかる子は、暇にしている。勉強が分からない子も暇にしている(もしくは教室から抜けだしたり、暴れてたりしている)らしい。
暗記が悪のように扱われているようだ。基礎・基本の力がなければ考える力などつかないだろうに。
入所してきた中学1年生に、「231+121=」をやらせたら、百の位から足していた。自分で解き方を考えた結果だろう。基本は1の位から足すでしょうに。繰り上がりのない計算なら答えが合うだろうが、繰り上がりのある計算なら、繰り上がりがあることを忘れてしまい、誤答となってしまう。
基礎・基本の力は教え込む・暗記させることも大切だと思うのですが。
そうしないと、覚えるという脳を使わず、脳が退化してしまう。
入所してくる子どもに、まず暗記させることをすると、勉強がどんどんできるようになる、考える力もついてくる、と実感している。(今までは、脳を使っていなかったのでしょう。)
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