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「持続的に努力できる」能力は「励ます」行為に支えられている

 「教室ツーウエイ」7月号より、吉永順一先生の論文。詳しくは本誌をお読みください。 <色:#0000ff> 教育は手品のようにはいかない。やはりそれなりの努力が必要である。  一輪車への挑戦を例に話を進めることにする。子どもたちの練習の様子を見ていると、3つの段階で進んでいく。  はじめは、のぼり棒につかまって練習している。棒と棒の間を何度も何度も行き来する。赤ちゃんがつかまり立ちをするような感じである。  次に、誰かに手をもってもらって練習する段階になる。自転車のように補助輪付きというわけにはいかない。どうしても補助輪の代わりをしてくれる人が必要になる。それも辛抱強くつきあってくれる人でないといけない。何ヶ月もつきあうというのは骨がおれる。気分でつき合う程度のことは、すぐに子どもに見透かされてしまう。最低3ヵ月は覚悟しなければならない。  乗る感覚をつかんだら、いよいよ自分だけの練習となる。  毎日、見ていると面白いことに気づく。子どもの伸びは2m、3m、4mというふうに、練習の日数と比例して伸びていく訳ではない。練習の日数と上達は比例しないのである。最初は1~2mぐらいの状態が何日も続く。外目には全く進歩していないように見える。目標からすると、全く進んでいないように見えて、本当は力をつけている。内では確実に蓄積されている。  向山洋一氏は、子どもの成長について『斎藤喜博を追って』で次のように述べている。 「努力は段階的に積み重ねなければならないが、成長は加速的に訪れる。(128ページ)」  ところが、そのことが当の本人には自覚されない。努力しても成長が見えないと辛い。しんどい。多くはこの段階であきらめてしまう。第一、根気が続かない。だから、大人の対応がとても大切になってくる。この時期、気持ちが切れそうになる子どもをいかに励ましてやるか。ここがポイントになる。  かくして、日々少しずつ蓄えた力が一気に爆発する。2mから一気に20mに、20mから100mに、と急上昇していく。  また、向山氏は将来伸びるであろうと思える子の特徴を3つ挙げている。 ①持続する子 ②ていねいな子 ③最後までやる子 (学級通信アチャラ)  伸びる条件の一番に、「持続する」がきている。確かに、何事も一応のレベルまで来るには千回の積み重ねが必要と言われる。  相撲の世界に「3年先の稽古」という言葉がある。持続的に努力することの大切さを表した言葉であろう。  「持続的に努力できる」というのは、短時間に習得できるものではない。長い時間と、そばで励ましてくれる人の存在が欠かせない。
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