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里親 どう支援? SOS 周囲に言い出せず

2011年8月26日の朝刊に、「里親 どう支援? SOS 周囲に言い出せず」という記事が載っていた。  里親も大変なのです。  東京都杉並区で里子の女児=当時(3つ)=が死亡した事件をきっかけに、里子と里親が信頼関係を築いていく過程を周囲がどう支援するかが、あらためて議論されている。里親や関係者たちはどう受け止めているのか-。 (杉戸祐子、竹上順子、宮本直子)  今回の事件で、傷害致死容疑で逮捕された里親は、虐待の容疑を否認している。しかし、実際は多くの里親が里子との関係に悩み、事件を「人ごとではない」と感じている。  「私も、里子を寝かしつけながら『布団を顔に載せ、息を止めれば楽になる』と思ったことがある」と、東京都江東区の秋山恵美子さん(58)は打ち明ける。二十四年前、三歳の女児を育て始めたころ。当初は入浴後に風呂場のおけを洗うなど、不自然なほど「好かれよう」とした子が、三~四カ月後、突然、赤ちゃん返りを始めた。  「バブーバブー」しか言わなかったり、おむつをしてほしいとせがんだり。要求が通らないと大声を上げ、ものをバンバン打ち付けた。夜は二時間おきに目を覚まして泣く。秋山さんは睡眠不足などから、精神的に不安定になっていた。  その夜、夫の三郎さん(59)に話すと「普通の家庭は十月十日(とつきとおか)、おなかの中で育てて子を産む。うちは今が産みの苦しみだと思って、十月十日頑張ってみようよ」。母屋に住む義父母も「何かあったら、すぐに子どもを来させなさい」と、協力を申し出てくれた。  「助けてって言えば、助けてくれる人はいる。孤立するのが一番良くない」。それからは、電話相談や里親の交流会で悩みを吐き出し、同じ経験をしてきた人たちからアドバイスを受けるようになったという。  専門家によると、赤ちゃん返りなど、わざと里親を困らせるような行いをして、信頼性を確かめるような「試し行動」は、ほぼ全ての里子にみられる。  このため、民間団体「子どもの虐待防止センター」(東京都)では、セラピストが遊戯療法などを行い、虐待などで心に傷を負った子どもと里親や養親らが信頼関係を構築する手助けをしている。  センターで里親などからの電話相談に応じている女性は「里親や養親には、自ら引き受けたのだからと、SOSを発せない人が多いように思う。もっと弱みを出し、支援を受けてほしい」と話す。    ◇  里親の中には、実子と里子の違いに戸惑うケースも多いようだ。  小学四年の女児と中学三年の少年の里親になっている東京都の六十代女性は「実子を育てた自信があって里親になっても、施設などで育った子どもは大人の気持ちを推し量るのが苦手な一面がある。そのことに気付き、寄り添うことができるまでが葛藤の連続」と振り返る。  この女性は「学校の先生や里親仲間の支えがなければ、気づかないうちに子どもにきつく当たってしまう危うさはある」と話す。  三人の実子を育てながら、児童約百人の里親になってきた「全国里親会」評議員西川公明さん(68)=川崎市麻生区=も「自分の子を育てるのと、委託された児童を育てるのは、まるっきり異質なもの」と話す。  「例えば子どもが排便や嘔吐(おうと)で家を汚したら、実子なら無意識に許すところから始まるが、委託児童の場合、許すことを意識して考えないといけないところに障壁がある」と言い、「周囲の目の届かない密室で、里親が一人で我慢する状態は危険。里親同士で愚痴を言い、SOSを出せる交流が必要だ」と指摘している。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2011082602000080.html
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