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領土という言葉

『月刊JTU』2012年11月号の、「なださんのメンタル・スケッチ」より、なだいなだ氏の引用。
 衆議院選挙が近いが、議員さんは、どう考えているのでしょうね?
(今度の選挙も、落下傘部隊がいるようですね。それで国民全体の民意を上げることができるのでしょうか???民意と言うより後援会の意見、「支持母体」の、後援を得た支持者が議員さんになるので↑???)
 ついこの間、札幌で3泊した。ホテルでテレビをつけてびっくりした。中国語のチャンネルが2つもある。それほど、中国からの観光客は多いのだ。駅には中国語とハングルが溢れ、それを読んで2ヶ国語を勉強できそうだ。というわけで、地方の観光には、中国人と韓国人観光客は、今や欠かせない大切なお客さんになっている。
 そのことを頭の回転のいい野田ドジョウ首相はわかっているはずだ。わかっていて、尖閣諸島の国有化をやったのだから、観光業なんて切り捨てるつもり、軍需産業の方が大切と判断したのだろう。尖閣諸島、竹島、と問題が立て続けに起こって、観光業はため息どころか、息を引き取ることになりかねない。
 19世紀までは、小さい島の領有権をめぐって戦争が起こった。紛争を解決する手段として武力が用いられた。20世紀になってからも、少なくなったが、起きた例がないわけでもない。フォークランド戦争が記憶に残る。しかし、もう19世紀ではない。20世紀でもない。21世紀なのだ。
 領土という考えからは戦争が起こる。だが、見方を変えて、貴重な自然と見てみよう。尖閣諸島は、沖縄で失われた珊瑚礁が、まだ豊かに残されている。それが絶滅危惧種の生物を生き残らせている。絶対に失いたくない、貴重な自然なのだ。
 だから、その自然を皆で守ろう、そのために周辺諸国が、協力し合おう。こうなれば、紛争の元ではなくなる。資源、開発、権利と考えていけば、行き着くところは戦争になる。小さな島のために何十倍もの自然を失うことになる。人命も財産も失われる。その馬鹿なことイギリスとアルゼンチンがやった。フォークランド諸島という島をめぐって。
 「領土を守ろう」は、もう古い考え方だ。領土を守るためには、軍備が必要だ。そのために膨大な赤字が出るかもしれない。新しい、自然を守ろうという考えには、軍備は要らない。お金も軍備ほどかからない。しかも周辺諸国が出し合えばいいのだ。
 経済は助けあいでなければやっていけないところに来ている。領土問題として問題をこじらせるより、失われかけている貴重な自然を共同で守ろうという運動をしたらいいではないか。こっちの方が賢いぞ。
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